2019年5月30日木曜日

眉山の名水めぐり・モラエスさんの随想をもとに

20180319

 歳が行くと前に行ったことがあるところでも思い出せなくなっている。モラエスさんは百年前の徳島の売り水について、寺社の三か所において、講を組んだ水売り人が存在すると書いている。その寺社の名前については書かれていないので推測するしかないが、一つ思い出したのが春日神社前の『錦竜水』であった。これについては前にブログで書いた。ところが後でよく考えてみると、徳島の名水を見に行ったのはここ一つではなかった。何か所も見ていたはずなのである。それにもかかわらず、たった一ヶ所しかすぐには思い出せなかった。まったく!歳とともに記憶が衰えるのを思い知った。現に今朝も駅のコンビニで珈琲を買ったのはいいが、笠立てに傘を置き忘れてホームに出てしまった。幸いなことに列車の到着までかなり時間があった。それで思い出したのか?と聞かれそうだが、そうじゃないところが情けない、改札口を通ってホームに来ているおばさんが濡れた傘を片手に持っているのを見て、ようやく今日の雨降りと家を出るときもって出た傘のことを思い出した。トホホである。(でも列車が来るまでに傘をとりに戻れた。田舎の駅なので総体のんびりしたものである。時に、まって!と叫べば、動き出した列車が止まってくれたりする)

 それで一昨日、天気も良かったし、昼には暖かくなったので、もう一度前に見た眉山山系の名水を巡って記憶を確かなものにした。

 まず一番近い春日さんの前にある名水から始めた。
 ところでパソコンをやってると、最近便利なツールを知った。まるで鳥の目のように立体的な(それもかなりリアルな)地図が見られるようになり、自分の見た場所の地形が詳しくわかるようになった。

 春日さんの名水のあるとこと


 眉山山系の谷筋、東西に長い眉山山系に切れ込んで襞になった谷筋がたくさんあるのがわかる。北方上空からの鳥瞰図。百年前のモラエスさんの時にはこの谷筋にいくつもの清水が湧き、あるいは流れていたのだろう。


 動画、ここ以外にも眉山山系で今も利用されている名水があれば教えてください。八万谷の方は行っていません。こちらにもあるかもしれません。

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