2023年11月27日月曜日

11月26日

  昨日は徳島バス・市バスが県内全域無料の日なので利用させてもらった。鳴門駅までバスで向かい、駅前の「足湯」に浸かり、旧撫養街道を少しばかり歩いた。

 駅前にある足湯の建物


 浮いているのはユズかな、とおもったがミカンの皮だった。


 その足湯の名前は「ふろいで~」、「風呂いで~」と鳴門市風物詩、年末に行われるベートーベンの第九合唱の冒頭のドイツ語の繰り返しフレーズ、「フロイデ~♪」を掛けている。そういえば今日11月26日は「いい風呂」(語呂合わせだが)の日だわ。


 そのあと撫養街道を少し歩いて、江戸時代の遍路のための駅路寺(遍路を泊めたり、また通行手形などの便宜を図るため阿波藩が藩内に何ヶ所か設置したもの)長谷寺をお参りする。江戸時代、海路より我が藩に入る場合、徳島の津田や新町川からの上陸と、鳴門撫養からの上陸があった。徳島の方は大滝山の「持明院」が遍路の便宜を図り、鳴門撫養の方はこの「長谷寺」がその役を引き受けたのだろう。あと県南にもその駅路寺はある。



 昨日も日の入りが早かった。一年で一番早いのが今頃かな、と正確な日時時刻を調べるため徳島気象台の広報でみると、11月26日の日の入りは午後4時54分、それが数日続くがこれが最も早い時刻ではなく11月30日からはさらに一分早くなり午後4時53分、これが徳島ではもっとも日の入りが早い時刻となる。この午後4時53分は12月10日までしばらく続き、12月11日になってまた54分に戻り、それからは日の入りは少しずつ遅くなっていく。ちなみに冬至の12月22日は午後4時58分である、冬至は最速の日没日ではないのである。気象台の発表は分単位であるので最速時刻日の秒単位までは分からないが最も日の入りの早い日をあげるとすれば12月4日か5日だろうか(10日間つづく日没時刻午後4時53分のちょうど真ん中の日だから

 暗くなるのが早いこのごろあちらこちらでイルミネーションが見られる。下は鴨島駅前のイルミネーション


2023年11月24日金曜日

讃岐の寺参り(予定では五ケ寺)

  昨日、予定では讃岐の五ヶ所の札所を回る予定で出発した。五ケ寺の距離を通算すると私の足で歩くのはとても無理なので、歩くのは10kmくらいにしてあとはJRフリー切符で移動することにした。

 早朝6時半に家をでて汽車に乗る。この季節ではまだ太陽は出ておらず、きれいな朝焼けが見えた。


  スウィッチバックの駅坪尻は四方を山に囲まれた秘境の駅、遅い紅葉がみられた。


 二度乗り換え、讃岐の金倉寺駅で下車、そこから76番札所金倉寺を参拝


 この駅(金倉寺駅)の近くに遍路小屋と思われる「ゲストハウス」と称する掘っ立て小屋があり、そこからお四国参拝の格好をした白人中年カップルが出てきた。このような遍路小屋、善根宿を探してお四国を回れば宿泊費用が節減できる。


 次は77番道隆寺(多度津)に参拝、手を清めようと思ったが境内の「お水場」は枯れていて使えない。まだコロナの影響が残っているのだろうか。


 道隆寺からは、歩き遍路を行う、丸亀~宇多津、街中を通るため、平たんなのはいいが、歩道のない道のわきを歩いていると、車が横を猛スピードで通り過ぎるのはいやだ、しんどくても人里少ない山道、原野の遍路道のほうが好きだ。

 香川はうどん県といわれる、噂では県民は三食のうち一食はうどん料理という。歩いていて見かけた人気のうどん店は20人以上の行列ができていた。あとで私も高松駅で夕食にうどんを食べる。


 次は宇多津の78番郷照寺、このお寺は珍しく真言宗派ではなく、なんと「時宗」、一遍さんが開祖の宗派だ、浄土思想・阿弥陀信仰をその中核とする教義を持っている。山門には「密浄双修道場」と掲げてある。「密」とは真言宗の密教、「浄」は「浄土教」の意味である。なるほど、これで空海さんも一遍さんも同時に崇めていいいわけか。


 大師堂からは宇多津港、そして遠くには瀬戸大橋が見える


 そこからは少し歩いて宇多津駅に向かい、八十場駅まで電車を利用、次に向かったのが79番天皇寺

 鳥居をくぐりぬけ、神社の境内の一部と思われるところに寺はある。神社は「白峰宮」で崇徳天皇をお祀りしている。神仏習合の形態を未だに色濃く残す寺のようである。それゆえか、神社本殿の方が大きくて神域も広い、比べて寺の境内は狭い。下は寺の本尊安置の本堂(右)と太子堂(左)、

 最初は五ケ寺(残りは80番国分寺)を参る予定だったが、天王寺参拝を終えた時点で午後三時半、もう日は西にかなり落ち、夕暮れが迫ってきている。帰りも鈍行列車のため時間をとるので、四ヶ寺めのこの天皇寺参拝をもって本日は打ち終わりとする。

2023年11月20日月曜日

歩き遍路 70番本山寺から・・・

  昨日、四国再発見切符を使い香川県の本山駅を起点として遍路歩きを決行しました。最近、筋力が衰えたところへもってきて手や足の関節も痛み、神経痛のような症状がでて遍路歩きをする気力もありませんでしたが、もう11月も下旬に向かい、これから寒くなってきてますます遍路歩きをすることが難しくなる冬に向かいます。予報を見ても23日の勤労感謝の日が過ぎるとグッと寒くなりそうです。そこで昨日は香川の3ケ寺を歩き遍路で回ろうと思い、早朝6時41分の鈍行で琴平回りで出発しました(四国再発見切符はすべて鈍行しか使えません)三ヶ寺の内訳は70番本山寺、69番観音寺、68番神恵院、です。ちょうど3ヶ月前の6月19日に71番から75番まで歩いて回っていたのでその(逆打ちの)つなぎにもなります。

 三回乗り換えて午前10時半過ぎに予讃線本山駅に到着。さぁ、ここから3ヶ寺歩くぞ!距離は三ヶ寺あるいて観音寺駅までで合計10kmくらいかな。

 このお寺の御本尊様は馬頭観音で八十八ヶ寺では唯一です。また八十八ヶ寺としてはこちらも珍しく五重塔があります。伽藍配置の大寺院のようなたたずまいです。



 さてそれから逆打ちだとこれから観音寺に向かうのですが、以前から行きたかったところがあります。本山寺から財田川沿いにそって観音寺に向かって歩いていると、前方にその山が見えています。


 寄り道になるし、当然歩く距離も10kmは超えるだろうし、何より標高があり、坂や石段がキツイと聞いていました。ちょっと迷いましたが、今を逃すと、ますます体の老朽化も進み、一生行けないと、思い切ってそちらに向かいました。行くところは「高屋神社奥の院」です。

 まず山麓にある高屋神社本宮にお参り


 そして裏に奥宮への参道があるのですが、いきなりの一直線の急こう配です。どれくらい急こう配かというと、まっすぐ登るにはキツイ角度で、ジグザグに斜め交互歩きをしなければならない。


 ちょっと登山道としては無茶すぎる急こう配である。雨でも降ってぬかるみゃぁ、滑り落ちる心配がある。相当剣呑な山道ではあるが、幸いなことに幅は広く、人が踏み固めているので杖を頼りに注意深くゆっくり歩けばよい。そのため本宮から奥宮まで小一時間かかった。

 山道の最後に石段となるがこれも急こう配でしかも長い。最後のフィニッシュ地点は鳥居となっている。石段の下からと上からの写真



 この鳥居をくぐり振り返ると絶景となっている。下には有明浜と瀬戸内海、琴弾山、観音寺市街、そして西香川が一望のもとに広がる


 そのためこの鳥居を「天空の鳥居」という。松茂からバイクで来たという兄ちゃんに絶景をバックに写真を撮ってもらった。

  奥宮に参拝する。般若心経を読む


 近くに自動販売機があるが、なんとこれが清涼飲料水ではなく、うどんの玉やうどん汁の販売機、いやぁシャレがきつい。さすがウドン県といわれるだけのことはありますわ。


お参りし、しばらく絶景を堪能した後、ゆっくり慎重に麓まで降りる。下まで降りてあらためて振り返ってみると、山の頂ふきんに天空の鳥居が小さく見える。その下は崖になっている。千メートルを超すような高山ではないが、急勾配の山容や崖をみているとすごい山だと思う。

 山頂付近拡大図


 降りるとすでに夕暮れがせまっている。そこから歩いて観音寺市街に入ると時刻はもう午後5時、高屋神社に寄ったおかげで68番と69番は回れなかった。五時半の列車に乗り帰途に就くが鈍行乗り継ぎのため徳島駅に着いたのが午後10時7分、家に帰り着いたのは11時近くとなった。

 天空の鳥居付近からの絶景動画をご覧ください