2019年5月31日金曜日

お久しぶり、ゲンタとデンコの放談です

20180526

 いや~デンコさん、最近、いろいろ面白いニュースがあって退屈しませんね。今日は久しぶりにデンコさんと面白いニュースネタについて話したいと思いますが、まず、デンコさん、一番気にかかるニュースはどれでしょうか?

 やっぱり一番に取り上げたいのは某有名大学のアメフトの問題ですわ。あれが一番面白い。


 なるほどね。次々と話題に事欠かないキャラが登場して、我々外野から観戦するにのにこんな面白い見世物はないですね。最初に会見を開いた二十歳の選手にずいぶん同情が集まっているのに対し、大学や監督、コーチがずいぶん非難されていますが、デンコさんはそれについてはどうおもわれますか。

 ちょっと気に入らないわよ、あたしゃね、白黒はっきり分けてのイメージがどんどん進んで行っているってことがさぁ~。なんかもう善人と悪人とがはっきり決まったような報道の仕方じゃない。プロレスならそれでいいわよ、でもこれ事件になるかも知れなくて、起訴だの処罰だの言ってるでしょ、それなのにもう監督、コーチ、大学、悪人決定みたいな受け取り方でいいのかしら。

 え~、ちょっとデンコさん、ずいぶん今日は理性的客観的じゃないですか、いつも感情が先走るデンコさんにしては、突然正気になったんですか。でも、確かに僕もそうだと思いますね。とくにテレビの報道なんかは一方がエエモン、もう一方がワルモンというような切り分け方が激しいですね。コメンテーターの話なんか聞いてももう責める相手は決まっているみたいで、事実、ホントにそうかなと疑問には思いますね。

 気に入らないのがさぁ~、二十歳の青年は純真な喋り口で、真っ直ぐ正面を見て訥々と答えている姿がずいぶん好感をもたれたじゃない、対して監督はなんか悪代官顔の爺ちゃんだし、コーチもガタイのいい893さんみたいな雰囲気だし、マイクでしゃべっても青少年みたいな純真だ!というような雰囲気はどうあっても出せないわよ、これじゃ、いかにも悪人というイメージがついてしまい、こいつは信じられない、ということになってしまう、でもオドオドしていても、また目もキョトキョトしていてもホントのことを言ってる人もいるしね。あんなにマスコミに囲まれ尋問のように質問されて冷静なほうがおかしいわ、でも最初の20歳の青年と比べて見た目、話し方で差がついちゃって、これはこっちが悪いというイメージを植え付けられてもどうかとおもうわ。若いっていいわよねぇ、なんかっつうとすぐみんな肩もっちゃってさぁ、アタイつくづく感じるわ。

 デンコさんも婆さんになって素の本性以外でも苦労しているんですねぇ、でもそれを差し引いても僕はやはり監督、コーチの責任がより重いと思いますよ。直接の指示があったかなかったかはわかりませんが、選手をそうなるように追い詰めたのは、監督やコーチの普段の指導方針や当日の言動にあったと思いますよ。チームの監督コーチだもの試合で起こることはやはり彼らの采配によると思うじゃないですか、それを、いや、あれは選手の勘違いだといわれてもね、ちょっと見苦しいと思いますよ。でもそれがどこまで刑事的な責任になるかどうかわかりませんがね。
 相手チームの怪我をした選手が告訴状を出したそうだからあとはもう裁判で白黒をつけてもらう以外ないですね。でも「藪の中」という言葉もありますしね、その中で真実がどれだけ明かされるかですね。

 もうこの話はこれくらいにしません。次はちょっと華やかな話題にいきましょうよ。このあいだイギリス王室でロイヤルウェディングがありましたが、デンコさんは女性だから関心があったんじゃないですか。

 ふん!あたしゃ、もう夢見る乙女じゃないわよ、十代の女の子なら西洋のおとぎ話のような・・・とうっとりするような夢も見られたかもしれないけど、この歳じゃね。ほとんど関心はなかったわよ。

 でも新婦は年上だし、バツイチだし、そういう意味でもデンコさん、自分に引き寄せてなんか思うところはあったんじゃないですか。アタシもまだまだいけるとか・・・

 う~~ん、確かにハンディーのある女性が玉の輿、というのは少し魅かれるわよ、でもさぁ、相手がロイヤルなんていや、不自由だし、いつも見られているし、それにあの王子、はっきり言って私の好みじゃない、顔はまあまあだけどあの中途半端な髭ずら嫌!そうねぇ、わたしだと大金持ちの爺がいいわ、それも持病持ちの、結婚してほどなくなくなってくれればますますいいわ。

 ちょっと!デンコさん、それ後妻業じゃないですか、あぶないですよ、ほどなく亡くなってくれれば、という願望が実行に移されれば犯罪ですよ。デンコさんならやりかね・・・・・・いや、ブルブル、そうですか、なるほどね。
 じゃあ、あの結婚式、ビジュアル的にはどうでした。新婦のドレス、裳裾持ちの天使のようにかわいい子供たち、美しい教会堂のホール、偽装馬車、あとブーケなんかも素晴らしかったですね。見ていて美しいと思ったでしょう。

 そうねぇ、でも、ま、予想したとおりの情景の展開だわ。確かに美しいとは思ったけど感動とまではねぇ。この歳になるまで、子ども時代の絵本から、ディズニーの映画、シンデレラ物語は嫌というほど見てきましたから、現実のシンデレラの結婚式といってもいまさら感、というか、いつも見た光景のように思えてね。

 もぅ~~~、デンコさん!アメフトの話題でも歳がいくと信じてもらえないとか、ロイヤルウェディングでも歳がいくと感動がないとか、それほとんど年寄りの愚痴に聞こえますよ。なんか目新しい発見、ちいさな感動でもなかったんですか。

ああ、ちょっと斬新だなと思ったのありましたわ、カメラの位置ね、今まで見たことのない視角から撮られていた映像があってあれは感心しました、ゴシック大聖堂のホールの高い天井部分から見下ろす新郎新婦、長い引きずるようなドレス、照り映えるステンドグラスの薔薇窓。そうそうカメラの視角の斬新さは偽装馬車でも感じたわ、最近はドローンの映像をよく見てるから、もちろんドローンではない定点位置だけど、あれも流行りのドローン目線かなとおもったから、マア感心もちょっとだけね。

 それより、私が面白いと思ったのは、結婚式に呼ばれたアメリカの黒人牧師の説教ね、こんな感想持ったのは私だけで不謹慎かもしれませんが、あれは最後に笑ってしまいましたねぇ。いえね、説教の中身はどうでもいいの、耶蘇教の話だから、ふ~~ん、そんなもの、という感じでね、それよか、あの思い入れたっぷりのジェスチャァ、表情、声色、それがもう終わるかな、と思うと、延々と続くじゃない、出だしはちょっとした違和感を感じただけでしたけど、最後はもう私、笑ってました。

 それそれ、私も感じましたよ、笑いこそしませんでしたが、ちょっとあそこの説教だけが異質で目立った感はありましたね。

 下世話で例えるとさぁ、庶民の結婚式になんか遠い親戚だか、近所の人だかほとんどみんなの知らない人が披露宴会場の祝辞の場に出てきて、祝辞に代わり、いっちょここは黒田節を・・・とか言って、片肌脱いで、ホウキを槍に、広げた扇子を酒の大杯に見立て、急に、♪~酒ぁけぇはぁ~、飲めぇのめぇ~♪ とか歌いながら、踊るの、唖然とするみんなをしり目に延々と歌い舞い続けるの、あれくらいおもしろかったわよ。
 あの場に黒人の聖歌隊なんかもいて、このおもろい牧師さんといい、昔、コメディー映画で「天使にラブソングを」ってあったけど、あの一コマでもおかしくないほどのコメディー度だったと私は思うの。

 あの延々つづく説教の間、王室に人々の表情も見ものだったわ、女王はブスッとした表情、夫殿下は超高齢のためか目は開けてるが昏睡状態、女王も王室の厳粛な式典の基準からしたら相当の逸脱した説教と見たんじゃないかしら、ただウイリアム王子は説教が長く続くにつれて少しニヤッとしたように見えちゃった。内心面白がっているのかな、王室、貴族、セレブのうちで高齢者の方々はあまり受容していない態度だったように見えたけどどうかしら。

 でも、どちらかというとあの牧師さんの説教、おおむね好評だったようですよ。あの牧師さんのキャラは愛すべきもので嫌うもんじゃないと僕は思いますがね。

 そうそう、そのキャラね、今は濃いキャラで目立つものが受けるものね、SNSだ、インスタだ、とよくわからないけどその影響かしら、人に受けるには濃い目立つキャラじゃなきゃいけないようになってるのよね。マスコミもそんなキャラだと面白がって飛びついて報道するしね。ネットはマスコミに輪をかけて極端に話を面白くしていじるしね、やな世の中ね。

 大学のアメフト事件もそういえばずいぶん濃いキャラの人が多いですね。悪の大王扱いの監督、若い時のホモビデオをネットでばらされちゃって動画流出で尻の穴までみられたコーチだの、大ボケ勘違いの司会のジジイだのと、話題に事欠かないですね、昨日も学長の会見を見てましたが、自称400歳の江戸っ子婆さんが乱入して、お、お、お、新キャラ登場とネットでは盛り上がっていたようですね。
 今日は籠池夫妻が監獄から保釈されて会見がネットで流れてましたけど、奥さんの方、泣いたり笑ったり、驚くほど表情豊かで、旦那は妻は、無実で冤罪だ~と絶叫してましたから、シャバにまたこんな濃いキャラが参入して面白くなりそうですよ。当分、ネットでいじるキャラには不自由はなさそうですね。

 そりゃそうよ、第一、世界でもっとも影響力を持っているアメリカ大統領と対手のキム委員長があれでしょ、しゃべり方から、体形、こんな面白い、濃いキャラはちょっと今までなかったんじゃない。政治までおもろキャラがのさばるようになっちゃおしまいだけど、当分この二人のキャラ、どう絡むか見ものだわ。

  とまあ、話は尽きませんが今回はこの辺でお開きにしましょう


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