2019年5月27日月曜日

北方探検記 その7 北前船と蝦夷地の賑わい

20150803

 二年前の4月に行った北海道旅行の中から関係ありそうなものを抜粋しました。

 蝦夷地での北前船の商業活動や、ニシン漁場の開拓などが日本人の活動範囲を北へ拡大させることになります。江戸中期になると樺太南部や国後、択捉などへと商業、漁業の範囲は広がっていきます。

 当然、北方域に植民活動をしているロシアと接触することになります。ロシアは日本に貿易を求めてきますが、蝦夷地を管理する松前藩、あるいは幕府もやすやすとその要求を呑むことはできません。そのことから軋轢が生じ、限定的で小規模ですがロシア側が日本に武力を行使することがおこります(もっともこの武力行使はロシアの政府の承認を得たものでなく、後に和解します)。このような状況がきっかけとなってリンちゃんが北方探検をすることになります。

0 件のコメント: