なにげなく過ぎ去る日々、ときどき、あ、今日は○○の日だったと気づく、月の最終日が今日、それで「今日で10月も終わりやなぁ、あと二ヶ月で一年も終わり、時がたつのは早いなぁ~」、のいつもの感想。それに加えて今日はハロウィーンの日だ。
ハロウィーンといって祝いか行事か知らないが、何かするようになったのは、ワイから見ればごく最近のこと、ここ10年くらい前からだろうか。本来欧米では、子供らが仮装して家々を回って、戸口でお菓子をもらうように聞いた。それって、ワイがチンまい頃に行われていた「おいのこさん」と同んなじや!子供がわらで作った棒を持って訪問した家の玄関で、それを叩きながら、おいのこの歌を歌う。そしてお菓子をもらって(おいのこ菓子と呼ばれる特別の菓子があったが、チョコ、キャラメルもあり)次の家に移る、歌詞の内容は忘れたが、豊作、家々の繁盛を願うものであったと思う。
ところが今、若い衆にはやっているハロウィーンは、それとはまったく別物、ワイから見ると、『怪奇仮装行列大会』の様相を呈している。ファンシーボールとお化け大会のミックスしたものということもできる。日本の江戸時代の絵師が「魑魅魍魎百鬼夜行図』というのを描いているが、あの格好のまま渋谷を練り歩いてもぜんぜん違和感がないと思う。
ところでクリスマスのイメージ(図)として、六華の雪片、ベル、トナカイ、そり、もみの木、などを描けば、自然とクリスマスのイメージがわいてくる。それとおんなじで、ハロウィーンは顔の形にくりぬいたカボチャを持ってくれば、それ一つでもうハロウィーンのイメージがわいてくる。でも風景を書く場合はカボチャだけではすまない。ハロウィーンさを出すためには、空一面に広がる赤い夕焼け空、長く伸びた黒い影、逆光のため黒く染まった建物、を配置すれば十分である。
今日の夕暮れ時がまさにそれである。そこで日没近く、そんなイメージの風景を求めて今日の夕方写真を撮った。
逆光の高越山と日没時の夕焼け、だが、あまり見事な夕焼けではない。空気中に微粒子が多くなれば見事な夕焼けになるそうだが、木枯らしが吹いているので空気は澄んでいるようだ。
欧米では今の季節、オレンジ色になる作物はカボチャだろうが、ワイの田舎ではなんと言っても熟した柿がその色だ、山ろくのほうに行けばカラスウリもあるが。
そして長く伸びた黒い影と、ものみな薄オレンジに染まるたそがれ時。
今夜は渋谷や道頓堀あたりではにぎやかなハロウィーン行列が見られるんやろな、うちの田舎ではそんなもん見られるんかいなぁ。見られるんならみたいな。グッズはあちこちの店で(100均でも)売ってたが。
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