青春18きっぷは昭和58年から存在する。学生の春休み、冬休み、夏休みの期間中にあわせて発売され、5回まで全国の国鉄(現在は各JR)の普通列車が終日乗り放題となるものである。
これを私が知ったのは昭和の末年(昭和63年1988年)ころだった。一日乗り放題切符が五枚がセットになっていて、8000円という安さだった。期間中はセットをばらして任意の日に五回(五枚)使えた。生来放浪好きの私には、安さといい、時刻表が許せばどこまでも(普通車だが)行くことができるし、ちょっとしたあてどのない旅をしてみたいとおもうには、もってこいの切符であった。
この年、私は38歳で、「青春18(きっぷ)」の旅というにはあまりにも薹が立ちすぎていたが、気持ちは青春18のつもりで、購入し、何日かにわたる「旅」を楽しんだ。泊まるところも安く上げるため「ユースホステル」を選んだ。最初は四国からわりと近い九州や近畿、そして40歳を迎えるころまでには、舞鶴発小樽着のフェリーと青春18きっぷを組み合わせ、北海道までの普通列車の旅を二度も楽しんだ。さすがに1セット五回のフリー切符では足りず、2セット分の青春18きっぷを購入した。それでも日本海航路の三等フェリー運賃と組み合わせで、どの方法よりも安く北海道を旅できた。
そして今、令和八年、私が使わなくなって久しいが、今でも青春18きっぷはあるにはある。しかし、五枚を切り離しては使えなくなり、5日間連続での一回使用のみとなった。これでは私の住んでいる四国からだと、九州や近畿、少し遠いが北陸、東京あたりまでは普通列車の旅ができても、北海道旅行までは無理ではなかろうか。そう考えると、いい時代に青春18きっぷを使えて北海道まで旅をしたなぁと、今、駅に張ってあるポスターを見ながら思う。
その駅ポスターであるが、今年の春の青春18きっぷのキャンペェィンポスターって、なんか見覚えあるぞ!とおもってよく見ると、これ、徳島線の穴吹川橋梁をディジェル列車が走っている写真である。遠くには剣山系の山が見えている。
もう半世紀近く前、「いい日旅立ち」という言葉と歌が一世を風靡したなぁ、ま、一度、青春18の旅をしたいなぁ、「いいぃ日ぃ~、旅立ちぃ~、過ぎ去りぃし、日々の~、夢を、叫ぶぅとぉ~き~」 しかし現実は・・・あの世への、いい日旅立ちを願う身となったわ
青春18の思ひ出1、北海道宗谷岬
青春18の思ひ出2、サロマ湖あたりの原生花園
青春18の思ひ出3、九州の山奥、某(幻のユースといわれた)ユースホステルで










