憲法記念日
あんまし政治向きの話はしとぅないんやけど、今日の新聞見ましたか?憲法記念日ということもあって憲法について話題が第一面にどの新聞もとりあげてました。憲法と言えばその改憲について様々な意見があるし、あって当然なんだけれど、個人がそれを表明したとたん保守か革新か、政治的に分けられ、レッテルをつけられるのが嫌ですね。
おもっしょいことに国民をあいてに憲法改正についてアンケト調査をすると、調査したのが同じ日本国民であるにも関わらず新聞によってほとんど真逆と言っていいほど結果が違うようです。新聞社によって政治的主張が違うのはご存じのとおりですが、革新押しのA新聞はアンケト調査で国民は憲法改正には反対ないし慎重が多いちゅうし、保守的な新聞SやY新聞なんどは、過半数が改正支持と宣ってますわ。どっちゃが正しいやら、よ~記事を読むと、さすが頭の良い人が集まっている新聞社ですわな、アンケト調査の質問の文が、なにゃら誘導尋問みたいで、自分の新聞社の主張に近づけるよううまぁ~く作ってますなぁ。一応、どの新聞もどんなアンケト調査の質問か、その項目を書いてますから皆さん確かめてみてください。
ところで、お前ぃは、いったい憲法についてどないに思うとんぞい、と聞かれるかもしれませんが、先ほどもゆうたように政治向きの話は、しとうおまへん。とくに改正賛成か反対かで保守じゃの革新じゃとレッテル貼られるのがねぇ。
こちらもまたおもっしょいことに、革新と名乗る方が実のところ保守で、保守が革新的となってまへんか?77年間も憲法を変えてまへんが、それを一字一句も変えたらあけへんちゅう党もあります。これなんどはどう考えても保守でしょ。日本は西暦1640年ころからいわゆる鎖国(ホンマは貿易・出入国管理体制)を祖法とし210年間も(ペルリが黒船で現れるまで)守ってきましたね。これなんかはまさに保ち、守る、すなわち保守でしょ、憲法を80年も変えずさらにそのまま守ろうとするのは保守と言われても当然ですね。そして保守を名乗る党が時代にあった刷新を憲法に求めるのですから、憲法に対してはこりゃ革新でしょ。
まぁ、鎖国をいう祖法を守り保ったため平和的で爛熟した江戸社会ができたのですから210年の保守もよかったとは思います。しかし、黒船の衝撃で、江戸社会は大衝撃を受け、あっちゅうまに、明治維新となり近代化社会に国民あげて突入しますから、憲法の保守も、いつか国家が生きるか死ぬかの大衝撃を受けたら、同じ日本国民のことですから、こちらもあっちゅうまに憲法は大きく変わるんじゃないでしょうか。それまでは別に憲法いじらんでも、ペルリが浦賀に来たような衝撃があるまで惰眠をむさぼるのもいいかもしれません。今は平和憲法のもと江戸時代と同じ太平の御代を生きよるんじゃと思うてまひょ。
映画の評論欄
ワイの4月21日のブログで「異人たち」の映画を取り上げてワイの感想も書いた。人に積極的に薦める映画じゃないと書いたが、今日のローカル紙にその評論が載ってた。ワイの感じたこととよ~似たことを書いとった。ワイは次のようなことをブログに書いとったわ。
『イギリス映画で題は『異人たち』です。一昨日は封切り日でしたが、思っていた通り人気のない映画で午前11時から始まったのですが、ワイも含めたった二人の観客でした。事前に予想されていた通り地味で暗い映画でした。確かに人気が出るような映画ではないのですが、それでも惹かれていったのはこの映画は、35年前の日本映画、山田太一原作脚本、大林 宣彦監督の『異人たちの夏』のリメークだったからです。30代にそれを鑑賞し、感動したいい映画だった思い出があったからです。古い映画だがそのため筋も配役もよく覚えていました。
それでイギリス映画のリメーク版も見たのです。これは「面白いから見てみなはれ」と人に積極的に薦める映画ではありません。というのも日本のオリジナルの通り、幼い時に亡くなった父母と40歳になった一人息子の出会い、そして昔を取り戻すようなしみじみとした親子愛、別離の悲しみを描いているのはその通りなんですが、オリジナルでは(この世のものではない)彼女と(両親のとの再会と同時に)出会い愛し合うのですが、イギリス版ではその恋人が若い男になっているのです。つまりゲイということになります。現代風と言えばそうなんだけれども、大昔オリジナルを見て、よかったわぁ、と思い出のある人に(もう高齢になっているでしょう)見てみなはれとはちょっと言いにくいですね。
でもそんな古い映画の記憶もない、まっさらピンピンの若者には見る価値のある映画かもしれません。大都会のロンドンでお互い孤独を抱え傷つきながら生きていく男二人がひかれあい、寂しさや冷たさをいやすためお互いすり寄り体を温めあう(象徴的にいえばです、映画ではもっと露骨だが)ことに現代の若者はそう拒絶感は感じないんじゃないかな。もちろんオリジナル通り一方は死せる者なんだけれど、日本版とちがいこちらの恋人同士はほのぼのとした終わり方になっているのがイイ。』
若者(わかいし)の惜しい生
県南で18歳の青年が3人もなくなってから一週間たつ。しかし今日もY新聞のローカル欄にそのことが載っていた。それだけ若者の早い死は衝撃的で、いまだにあきらめきれない人々や社会の思いが渦巻いているのだろう。私もそうだ。このニュスを見るたび悲しくなる。ワイに子はいないが、もし自分の子がこんなに早く不慮の事故で旅立ったらどんなに悲しいだろうと充分想像はつく。ジジババばかり増えて若者は減っているのに、18歳のわかいしが死んでどなんなるんぞい。命を取り返すことができるなら、時を巻き戻せるなら、と不可能ではあってもそれを強く思ってしまうことが悲しい。
そしてもう一人は20歳で老夫婦殺しに加担した若者である。全国的に耳目を集めたのはその若者は10年ほど前の大河ドラマで主人公の幼少時を演じた俳優だったことである。役は実年齢と同じ10歳くらいで、見るからにかわいらしいが、しかし凛々しさも兼ね備えたいい子役だった。なんでまた。どこでどう道を間違えた。よりによって殺人に加担するとは、多くの人、そして私が思ったのもそのことであった。続報が今日の新聞にも載っていた(ローカル紙に)。関心の高さがうかがえる。
どちらの若者ももう取り返しがつかない。まったく惜しい生であることよ。
歯抜け老人の福音かと思ったが・・
記事を見た途端、おお、これは、歯抜け老人にはいいニュースだ。とぬか喜びした。しかしよ~く読むと。
毛生え薬ならぬ「歯生え薬」が開発されそうであるというニュス。昔から中高年の悩みは薄毛が進むことと言われていた。だから毛生え薬は切望されていた薬である。しかしワイに関してはずいぶん薄毛だが、それは全然気にしていない、薄毛が進み、つるてんピンカになろうがなんちゃかんまん。毛がのうて死ぬわけでもない。しかし歯は違う、歯抜けジジイは、見た感じがみっともないちゅうんもあるが、咀嚼できなくなれば、味わいもなくなってくるし、また消化にも悪く、いろんな病気になりやすくなるといわれている。統計を取ると歯抜け老人は平均寿命も短いそうだ。
そんな歯抜け老人にとって歯生え薬は夢のような薬である。もう一度まっさらピンピンの歯が生えてくるなら、これほどうれしいことはない。回春剤にも匹敵する。しかし記事を読むとこれは先天的な無歯症の患者で対象は2~7歳とのこと、歯抜け老人は対象でない。最後まで読むとずいぶん気落ちする。しかし、これから発展すれば当然、歯抜け老人も治療の範囲に入ってくるとは思う、しかしそれが実用化されるにはかなりの年数かかりそうである。それまでワイはよ~生きとれへんわ。
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