長崎
日本のほぼ最西端に位置する港町長崎は開港した16世紀から、はるか西方への出入口であった。江戸時代、日本人の海外渡航が禁止されてからは、出入り口というより、光を取り入れたり、外の風景を知る窓となった。
窓の外は異国である。その中で古くから知られ交流もたびたびあった中国より、極西にある文明のヨーロッパからの文物は非常に魅力的であり、渇望する価値のあるものであった。
NHKの「竜馬伝」を見てもわかるように近代日本を作った人々はほとんど長崎で遊学している。ここは近代に向かう若者の知識や技能、実践力を取り入れる窓でもあった。
400年以上にわたって異国への窓であった長崎には、日本の他の場所では見られない歴史に磨かれたエキゾチックな遺物、史跡、文物があり、独特の雰囲気を醸し出している。
1、流氷の旅
日本の北と東の果てでは他では見られないものがやってきます。サハリンあたりで生まれた海の大きな氷です。このときばかりは日本にいて北極のような雰囲気が味わえます。下の写真を見てください北極圏のウランゲリ島、といっても信用するでしょう。実は北海道知床なんですよ。海一面を覆った氷は北極の風景と変わりありませんね。
下の写真は平成17年3月に北海道へ旅行したとき撮ったものです。