麻植郡の平野からどこでも見える。地元の我々は「おこーっあん」と呼び、親しまれている。山川町から見るこの山の形が最も秀麗で、円錐形で富士山と同じ形をしている。
寺といっているが境内には高越神社もあり、古くから神仏習合の聖域である。仏教伝来より以前の山岳信仰に起源があると思われる。今は亡き祖父に連れられて登ったのは、幼稚園の時であるが、護摩の燃え残った燠の上を抱きかかえられて渡ったことをかすかに覚えている。
昔は修験道の道場での修行、あるいは純然たる信仰から、1000メートル以上の標高のある寺、神社を含むかなり広い聖域に登る人がほとんどであった。
しかし、今は車ですぐ近くまで行けることもあって、レクリェーションの登山・ハイキングが多く、寺域に入っても参拝しない人も増えた。
写真をクリックすると拡大されて立て看板の説明が読めると思います。もっと詳しく知りたい方はリンクタブへどうぞ。