2025年6月23日月曜日

沙羅双樹(夏椿)の花とうつむき地蔵

  平家物語の冒頭部分に、祇園精舎の鐘の音、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色盛者必衰の理を表す~とあります。その「沙羅双樹」の花ですが、本家であるインドの祇園精舎の沙羅双樹の木は、日本では一般的に植えられている花木ではありません(風土の関係で栽培が難しいのでしょう)。日本ではその代わり「夏椿」沙羅双樹の花にみたてて、寺などに多く植えられています。昨日は日本で言われる沙羅双樹、すなわち夏椿が見ごろを迎えているので、鳴門からバスに乗って二番札所極楽寺へ行き、写真を撮ってきました。


 

 夏椿は一夜花で花の命は短く、その儚さが沙羅双樹にたとえられる所以です。木の下を見ると落花がそこここにあります。見終わった後再びバスに乗って帰ってきましたが、帰る途中、池谷駅近くの水田に降り立ったコウノトリを偶然バスの車窓から見ることができ、ちょっと感動しました。


 そして今日はあいにくの小雨の天気でしたが、国府町北井上・東黒田にある『うつむき地蔵』を見に行って参拝してきました。今から215年ほど前に作られた石仏です。県内で一番高い地蔵だそうです。



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