2024年5月24日金曜日

最近の新聞の術語(用語)はジジイにゃ難し

  ジジイでもAIについて知らにゃ、新聞の内容で読めない欄が出てくる。わが県には「〇く新」というローカル紙がある。地方の情報が満載され、我が地方の細かなニュースが知れるため昔から暇なジイさん(バアさんも)は新聞の隅々まで読んだ。全国紙に比べれば貧ちょ小マイ(ひんちょこまい)新聞だが県内の占有率は47都道府県それぞれにあるローカル紙のトップに近い高さだ。


 そうやって隅々まで読んだのである、それどころか、なんもすることがなきゃぁ、ま一度第一面の最初から目を通すくらいの念の入れようだった。しかし最近はローカル紙でも難しい用語(術語)、例えば先の「AI」が頻出するようになった。ちょっとしたインテリが読むと思われている大手新聞のN紙などは経済紙ということもあってか毎日AIについての記事が数本ある。わが地方紙も毎日1本か2本は掲載されるようになった。今日の記事にもAIについて書いてあった。『オープンAI云々』とあるが、AIでもわからない高齢者が多いのにオープンAIとはなんのこっちゃ?、わけわからん!パスする高齢者が多いのじゃないだろうか。

 この記事は二つの企業同士の連携の話なのでAIそのものの意味とは関係ないため、記事全体が意味不明となることはないが、オープンAIを所有する企業が今日的にどうゆう価値があるのかはわからないから、やはりオープンAIはどのようなものか知っていることは重要になる。特に投資や株価に注目する人にとっては。

 こんだけ新聞に(それもローカル紙まで)AIが頻出するようになって、やはり(ワイのことであるが)何冊かの本を借りて表面的にでもAIを理解しようとすることは良かったと思っている。まぁ、いつまでにそのオベンキョが終わるかちょっと言えないが、中途半端におわっても新聞にその用語が出てきただけでビビッてパス!ということもないじゃろ。ITやAIをそこそこ理解して新聞のそれらの欄が読めるようにという願いは、ワイのオベンキョが進めば見通しは明るい。


 と思いつつ、今日の同じローカル紙にこんな記事の欄もあった。でたぞ、まずジジイが聞いたことのない用語『性自認』、こちらはオープンAIのようにカタカナ語+英略字でなく、漢字なのでなんとなくわかるが、その定義やどのような用い方をするのかは全然わからない。記事を読めば、性的なマイノリティに関する争いである。争われる元となった事柄自体はジジイでもわかるが、『性自認』は人格権なのか、また秘密厳守されるべき(当然法的にも保護される)プライバシー権なのかイマイチわからない。

 でもとりあえず、『性自認』の定義だけでも知ろうウィキなんどで調べれば、ますますこんがらがって理解にはほど遠くなる。定義(何かの説明)がよ~わからん用語がわんさと出てくる。「生まれた時の性」、「戸籍の性」、「自分のアイデンティティとしての性」、そして最近新聞でもテレビでもよく聞くようになったLTBT、これはレズ、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダ、の頭文字の略とわかるが、時代の変遷とその範疇が微妙に変化し定義も男性同性愛者でも、ゲイとホモにも違いがあるようだ。またLTBT+Qというのもあって、はqueer、でこれも男性同性愛者に用いられるとなると一体その範疇や定義はどないなっとにゃろと混乱する。

 AIのように全然わからなければパスして読まないが、こちらのほうは生半可な知識があるだけに、誤解して読まれたり、差別を助長しかねないような受け取り方をする高齢者もいる。定義やその語そのものの意味を知るのはやさしい。しかしその用語を知ったところで、気をつけねばならないのは、われわれ高齢者の日常の言葉、普段のやり取りのなかに、それを生半可に、あるいはあいまいにその用語を使って、差別やまたこの記事のように暴露が知らず知らずおこなわれることである。それが結果として大事になることを考えると、用語の意味、その用いられ方などは慎重さが要求される。これはAIの用語使用より難しい。

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