2019年5月18日土曜日

久しぶりのゲンタとデンコの世相放談

20140723

 お久しぶりですゲンタとデンコさん。
3年ぶりの登場ですね。以前は日本の近未来のエネルギーについて原子力発電は是か非か、について侃侃諤諤(?)の議論をしましたが、久方ぶりにご登場願ったのは最近の世相についてお二人に放談してもらうためです。それでは特にテーマは定めないのでご自由にご発言お願いします。
 
 最近世相をにぎわしたというか、もう、腹を抱えて大笑いしたのは例の県議さんでしたね。女性の私から見れば、重度のマザコンを疑うわ。幼稚園児のまま情緒が発達せず大人になった40男ですね。お母さんにワ~ワ~言って駄々をこねたら、何でも思い通りになる。失敗したらお母さんになきつけばこれまた何とかなる。それが繰り返して、こんなキャラになったんじゃないかしら。
 
 う~~~、マザコン男ですか。でもデンコさん、マザコンだから大の男がビェェェェェ泣きするのは違うと思いますよ。そもそも男はみんなマザコン傾向を持っているんじゃないですかね。男が求める理想の女性には母親の影があるといいますよ。源氏物語の主人公光源氏が求める女性には彼を生むとすぐになくなった母や義理の母を理想としているところがあります。今、光源氏を心理分析すればかなりなマザコンと診断されるでしょうが、だからといって彼は激して感情をあらわにしたりはしませんよ。
 
 ふん!男が求める理想の女性に、母親の影ってか?それって面倒見がよく、男の願いを何でもハイハイって聞いてくれる女性がいい、という男の身勝手だわさ。マザコンなどといって、結局、男の都合のよい女性が欲しいだけでしょ。それなら、ゲンタ!あんた確か25歳といってたわね。それならほんとのお母さんに近い50歳くらいの女性を恋人にできる?どうなのよ、
 
 いや、あくまで母親の影に理想を求めるのであって、やはりそれが投影するのは年齢相当な女性であって、現に光源氏も自分につりあった年齢を求めるのであって・・・・・・・・
 
 
 
 
 なにをゴジャゴジャ言い訳してるの、ようするに母親のように自分に都合のよい女性で、それでいて若ければいいと言うわけね。それじゃ、マザコン+ロリータコンプレックスだわ。それって最悪じゃない。
 マザコン男もいやだけどロリータコンプレックスなんかもっといやだわ。
 
 そういえば最近の風潮、美少女好きの男ども増えていない?おそらく漫画の影響と思うんだけど、とうとう阿波踊りのポスターまでこんなのが現れちゃったみたいね。去年くらいの『マチアソビ』とかいう漫画の集会あたりから美少女好きの大人がここ徳島でも目立つようになったわね。
 
 
 
 なかなかいいじゃないですか。実写の阿波踊りの踊子よりアニメの方がモダンで若い人に人気のありそうなポスターですよ。全国的にも若い人の祭りとして人気が出そうですよ。アニメオタクが喜びそうだなぁ
 
 
 
 人の趣味にケチをつけるつもりはないけれど、漫画の美少女キャラなんかは昔は女の子の趣味だったのよ。それが今や大人の男が美少女キャラのファンだなんて、おかしいと思わない?
 
 
 
 ちょっと、デンコさん!それ、いつの時代の話しですか?三丁目の夕日・昭和三十年代の少女漫画リボンの時代じゃあるまいし、いま美少女キャラのファンは大の大人の男ですよ。僕も好きだなぁ~
 
 
 
 ふん!単なる美少女キャラ好きは構わないけど、大の男が美少女キャラにはまると怖いのは妄想と現実の区別ができない人があらわれるのが心配なの、オタクといっても性欲は充分なオッサンでしょ、その性欲が漫画の美少女キャラに向かえばどういうことになるの?
 
 
 デンコさん、それ美少女キャラ好きのオタクに対する偏見ですよ。どちらかというと美少女キャラ好きは草食系男子が多いんじゃないかな。みんなおとなしく理性的で妄想が嵩じて性的暴発する人なんかいませんよ。
 
 
 
 じゃあ、今新聞をにぎわしているあの事件はどうなの?40男が小学生の美少女を監禁してなんといったか、あなた知ってる?
 『僕の気に入る女性に育てたかった、そして僕の嫁さんにしたかった』って、そして彼はイラストレータ、部屋には美少女キャラの漫画のポスターがベタベタ・・・これってどうよ?
 
 ああ、倉敷の少女誘拐監禁事件ですね。確かに美少女オタクっぽいですね。美少女オタクは 『僕の気に入る女性に育てたかった、そして僕の嫁さんにしたかった』 くらいは思うかもしれませんが、それは空想やバーチャルだけの話で、実際に実行する人なんかまずいませんよ。彼はよほど犯罪性向の強い特殊な人ですよ。
 
 
 何を言ってるの、女性から見れば 『僕の気に入る女性に育てたい、そして僕の嫁さんにしたい』 なんて思うだけでも変態だわ。あなたも美少女キャラ好きとか言ってたけど、そんなことを思っているのね。この変態!犯罪者!通報してやるわ!!!
 
 
 デンコさん冷静になってください。ひとまず犯罪とは切り離して、男の願望としてあるかもしれない『僕の気に入る女性に育てたい、そして僕の嫁さんにしたい』ということについてちょっと考えてみましょう。これ自体は、千年も昔から文学のテーマとなった男の一般的な願望であるんですよ。
 
 
 なんなのよ、それ、千年も昔に性犯罪文学があったって言うの。信じられない、いったいどの話しよ、そんな文学本当にあったの?
 
 
 
 ええ、デンコさんもご存じ、そして世界に冠たる物語文学『源氏物語』にそれがあるんですよ。源氏54帖の中の「若紫」の巻です。ちょっとあらすじを紹介しますね。
 
 
 
 
 あらすじ
 瘧(おこり、マラリア)を病んで加持(かじ)のために北山を訪れた源氏は、通りかかった家で密かに恋焦がれる藤壺(23歳)の面影を持つ少女(後の紫の上。10歳ほど)を垣間見た。少女の大伯父の僧都によると彼女は藤壺の兄兵部卿宮の娘で、父の正妻による圧力を気に病んだ母が早くに亡くなった後、祖母の北山の尼君(40歳ほど)の元で育てられ10余年たったという。源氏は少女の後見を申し出たが、結婚相手とするにはあまりに少女が幼いため、尼君は本気にしなかった。
 北山の尼君はその後少女と共に都に戻っていた。晩秋源氏は見舞いに訪れるが、尼君はそれから間もなく亡くなってしまう。身寄りのなくなった少女を、源氏は父兵部卿宮に先んじて自らの邸二条院に連れ帰り、恋しい藤壺の身代わりに理想的な女性に育てようと考えるのだった。
 
 ようするに源氏はあるところで美少女を見つけ、その少女を養育する決意をします。理想的な女性に育て、自分の理想的な妻とするため。これってまさに『僕の気に入る女性に育てたい、そして僕の嫁さんにしたい』ということですよね。さらに言うと、この美少女の実父の許しも得ず、半強制的に自分の手元に少女を連れてくるのです。今だと美少女誘拐で大事件ですよ。
 
 
 さらうように連れてこられたその少女は源氏の元で育てられ、理想的な女性に成長します。そして少女が立派な娘に成長したある夜、ついに源氏は思いをとげます。それが正妻となる紫の上です。倉敷のイカれた40男がさらった少女を我が家に囲い込み、警察が押し入った時、「これは僕の嫁さんです」と言ったといわれますが、源氏も全く同じことをしたわけですよ。
 
 
 千年も昔の権力者である源氏がやったことは犯罪になるどころか文学的題材として取り上げられ源氏の女性遍歴の一つとしてもてはやされています。一方、昨日のニュースの40男がやったことは重罪となります。『僕の気に入る女性に育てたい、そして僕の嫁さんにしたい』という願望は全く同じなのにね。
 
 
 でもそれって千年も昔の話しでも、ずいぶん女性の主体性を無視した話だわね。美少女を男が気に入るような女性に育て上げ、妻にしようなんて、女性をなんと思っているのかしら。光源氏には幻滅したわ。だいたい少女を養育すれば源氏は養父(義理の父)と同じじゃない、それが成熟した娘になった途端、情交し、妻にするなんて近親相姦じゃない、ああ、おぞましい。
 
 美少女キャラ好きにそんな隠れた願望があるとすれば恐ろしいわね。私も誰かにさらわれ、いいように育てられあげ、妻にされるかもしれないわね。
 でも・・・うふっ、いい男だとちょっと期待するかも。
 
 
 ちょっとちょっと、デンコさん、あなたデビ夫人と同い年って言ってませんでした。いまさらあなたをどう養育するって言うんですか。介護の間違いじゃないですか。化けるほど生きていて、折れて曲がった人生を少女時代にかえそうなんて厚かましいんじゃないですか。
 
 
 
 おだまり!じゃあ、私が美少年を養育し、理想の男性にして、夫にするわ、男ばかりに美少女キャラ願望があるわけじゃないのよ、女性だって・・・
 
 
 
 おそろし~~~、デンコさん、あなたいつまで生きるつもりですか。
 
 
 
 

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