暑くなると涼しいところに旅がしたくなる。国内だと北海道とか高原地帯だろうか。しかし今の私ではそんな贅沢な旅行はできない。ということでまた大昔の人が書いた紀行文をもとに脳内のバーチャルな旅を楽しみたいと思っている。
少し前には円仁はんが9世紀の前期、中国大陸を旅した紀行文をもとにブログを書いた。運河を遡っていった揚州で終わっていた。これもいずれはつづきを書きたいと思っているが、大陸の旅は涼しい旅とは言い難い。中国大陸はかなり北方でもクソ暑い。このあいだ北京は40度をこえたとか言っていた。
そこで今回は江戸時代・文化年間(1804~)に北海道よりも北、樺太から対岸のシベリア南部あたりへ旅した間宮林蔵の紀行をもとにブログを書こうと思っている。
昨日はその資料を借りるためと動機づけに文化の森の図書館と鳥居龍蔵記念館へ行ってきた。鳥居龍蔵は文化人類学者で樺太からアジア北方の民族を研究した徳島県人だ。間宮林蔵が探検旅行中接した人々は鳥居博士の研究した樺太アイヌ、ニブフ、オロッコ人なのでその記念館の展示も見たわけである。民族の生態、文化、地理などが知られればよいと思ったわけだ。
間宮林蔵の紀行は彼が口述し、村上貞助が記述し、本にまとめられている。『東韃地方紀行・他』(平凡社)である。これを読んで行きたいと思っている。
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