各国の漢字について
今日の全国紙M新聞の一面コラムに中国の簡体字の話が載っていた。全世界で漢字を使う国は(香港、台湾も国として扱うとして)それを加えて日本、中国の4か国のみ。朝鮮半島はハングル化が進み、現代文はもはや漢字とおさらばだ。ところがその4か国の漢字は70年ほど前から同じではない。本来の漢字・繁体字というがそれを使っているのは香港・台湾で、中国では半世紀ほど前によく使う漢字の画数をうんと簡略にした『簡体字』を発明して使っている、日本はご存知のように戦後、常用頻度が高くかつ画数の多い漢字を画数の少ない『当用漢字』に改めている。
コラムではこの繁体字、日本の当用漢字、中国の繁体字、の三種、なんとか統一できないものかと言っていた。なるほど、確かにそうだわ。東アジアは漢字文化圏である(その意味では朝鮮半島は漢字文化圏から抜けている!)、自国語しか知らん漢字文化圏の人が旅行なんかでお互い行き来しても漢字で書かれたものを見ればある程度わかるし、いざとなれば筆談しても大意は通じたりする。
しかし具体的にどれに合わすか?4か国の中で人口がずば抜けて多いのが中国、14億いる。だから日本人の学者の中にも中国の簡体字に日本も台湾も香港もあわしゃええやん!という人がいる。
「あほぉ~げたこと言うたらアカン!」
あわすんやったら、台湾や香港で使っている本来の漢字・繁体字や!簡体字は使用では三種の中では少数派だが数千年の伝統を持つ本来の漢字に合わすのが筋やとワイは考える。画数が多いから不便やと?日本人の繁体字(日本では旧字体というが)に対する認識能力を甘ぅみたらあかんで。成人から中高年の日本人の国語力は世界イッチャ!(なんせ旧字体がわかる漢検合格者がワイの県の人口くらいいるわな) だから繁体字は見てもほとんどの人はわかるし、書く場合でも今はパソコンを使用したら見てわかる字は書けるようになっとる。簡体字の中国でも教養や品位をちょっとでも良ぉ~見せたい場合は無理してでも繁体字で書くという人が増えてるそうや、そらそやろ、なんぞっちゅうたら、中国四千年の我が国の文化のホコリ!ていうとるから、でけて半世紀くらいにしかならん出来合いの間に合わせにすぎん簡体字なんか使ぅとったら恥とちゃぁうんかなぁ。
『合わすんやったら絶対に台湾の繁体字や』
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