2019年5月28日火曜日

ミニ八十八ヶ寺

20170417

 ワイんくのあたりはお四国さん(地元の方言で四国八十八か所巡りのこと)の通り道に当たっているため、歩きの白装束のお遍路さんをよく見る。この頃は見るからにガイジンっつう感じのお遍路さんもよく通っている。こん人ら仏教信じとんやろか、などと思たりするが、考えりゃあ、大昔からお遍路さんたちは、なに信じようが、どうでもよかった。どの神さんだろが仏さんだろが、いや、無神論でもかまわない。第一、八十八ヶ寺の御本尊さんからして、阿弥陀あり、薬師あり、弥勒あり、観音さんあり、そのほかたくさん、あった。宗派も御大師さんの真言宗ばかりでなく、曹洞宗から門徒まである。境内にある別宮も数に入れたらポルノの守り本尊のような歓喜聖天なんぞもあるからおもしろい。

 つまり、現代になってクリスト教やフィフィ教、その他別の宗教のガイジンさんが巡礼するのも、昔からのお四国さんの包容力の深さから言えば何ら問題ない。

 そこでどうじゃろか、八十八ヶ寺にもう三ヶ寺加えて九十一寺にしたら。その三ヶ寺はクリストが御本尊の『南蛮寺』とアッラァが御本尊の『回回寺院』、それと『まだワイらがよ~知らん世界の神々の寺』、である。遍路の国際化が進む中、融通無碍の四国八十八ヶ寺巡りならできるやろ。

 融通無碍のお四国さんっち言やぁ、その八十八ヶ寺参りにも安易な方法がある。ワイなんか死ぬまでに歩き遍路で八十八ヶ寺まわりたいとおもていたが、ゼニと体力の問題ででけそうもない。そんなとき

 『お手軽に八十八ヶ寺参りが出来まっせ』

 ちゅう方法がある。あっちこっちにある「ローカルミニ八十八ヶ寺巡り」である。有名なのは小豆島八十八ヶ寺巡りであるが、四国の島を一周するように小豆島周遊しながら八十八ヶ寺をお参りするのである。でもいくらミニといっても小豆島一周だから一日ではすまん。

 もっともお手軽なのはワイんくの近くの12番札所藤井寺の裏らてに周回1キロ未満のミニ八十八ヶ寺巡りがある。周遊路に各八十八ヶ寺の御本尊の石仏を置いてあるだけであるが、これでも一つ一つをお参りし八十八ヶ所回れば十分功徳はあるそうである。

 昨日はそれよりもう少し大きいミニ八十八ヶ寺をまわってきた。

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