京都日帰り旅行でメインが山鉾巡行なのでその他の観光は1つか2つと決めていた。そこで烏丸通りを北上した付近にある相国寺と京都御所(内部は入れないので外から見る)を見ることにした。
相国寺
なぜ相国寺か?以前洛中洛外図屏風を見たときその視点が気になっていた。
下が洛中洛外図屏風
屏風図は室町時代作であるので其の視点は室町幕府の中心「花の御所」か、はたまた天皇のおわす京都御所か。しかしいずれにもあらず、その視点は室町幕府にも御所にも近い相国寺であった。なぜ相国寺なのか、それは相国寺にはとてつもないドでかい塔があったのである。その高さ109m(明治以前これより高い塔は存在しなかった)、消失して今はないが室町時代は京都でもっとも栄え、朝廷幕府を問わず重んじられた寺であった。
それにもかかわらず、この相国寺、他の京都の寺のように公開されていない。外部から見るのみである。しかし寺宝の一部は中にある美術館に一般展示されている。墨絵の襖絵であるが今ホットな話題の「伊藤若冲」の作品もあるので見学してきた。(撮影はもちろん禁止)
相国寺の子院の一つに水上勉の小説で有名になった「雁の寺」がある。
相国寺法堂(本堂)
相国寺を正面、南門からみたところ
本堂の天井には龍の絵があるが公開はしていないので見られなかった。
天井の龍の絵(ウィキペディアより)
京都御所
北にある朔平門
桂宮邸の門
幕末の動乱の一つ、蛤御門
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