2019年5月28日火曜日

城山頂上にある祠

20170306

 先日、図書館でDVDを借りた。戦争ものでタイトルは『真珠湾からの帰還』である。実在の軍人でハワイ真珠湾攻撃の時、潜航艇(2人乗り)が故障して捕虜第一号となった酒巻少尉の物語である。 この人、実は徳島にゆかりのある人である。そのゆかりは?

 徳島市の中心に標高61.7mの城山があるがこの頂上広場、昔は立派な護国神社があったが移転してしまって今はだだっ広い頂上広場になっている。聞くところに寄れば市の管理地に護国神社のような宗教施設があるのを問題にする人がいて更地にしたそうだ。

 ところがこの広場の隅に小さな祠は残っている。これも宗教施設と思うのだが問題はないのだろうか。これがその祠である。


 近寄ってその説明板を読むと


 江戸時代初期から尊崇されていた祭神であるらしい。そしてその祠ができたいわれは、この尊崇された祭神の移転に対するイザコザで当時の藩主がこの祭神の神官、清玄坊を殺した。その後、清玄坊殺しの祟りのためか、変事出来したとある。その『祟り』を鎮めるためらしい。移転に対する祟りがあものだから、さすがに現代人もこの祠を動かせなかったものらしい。その清玄坊の子孫がDVD『真珠湾からの帰還』の主人公の酒巻少尉であると記されていた。

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