2019年6月1日土曜日

徳島市内の熊野神社

20181021

 この間からから熊野信仰について少し調べている。今日は文献のお勉強ではなく外へ出て徳島市内にある熊野神社をめぐってみた。徳島県にある熊野神社はどの神社も紀州にある熊野本宮・新宮・那智社(どれかまたは三社まとめて祀る)の支社である。徳島市内は人口も多く紀伊水道に面しているので熊野神社も多いのではないかと思ってあらかじめ調べてみると意外と少ない。『熊野神社』が小松島との市境の丈六町に一社と吉野川の大堤防のすぐ近く東吉野町にある『熊野新宮社』の一社のわずか二つしかない。

 まずは熊野新宮社へお参りする。市民病院北の堤防沿いをすこし東に行ったところにある。周りは住宅地である。


 神社の由来書きを読む。江戸時代の正徳年間(西暦1715年)ころ建立されたものらしい。城下の鬼門(丑寅の方角・城から見て北東)鎮護のため建てられたとある。
 

 狛犬さんを見ると嘉永七年とある。ペリーが浦賀に来た次の年であり、この年に安政と改元されている。


 裏から見ると吉野川の堤防がすくそこ、間に墓地が広がっているのは神社と隣り合うように明治初年まであって廃寺となった廣福寺の名残だろうか。


 境内の動画



 次に向かったのは小松島市の境に近い丈六町、熊野新宮社からだとかなりある。自転車で向かう。途中、ここかと思える神社があったがまさかこんなに大きいはずはないと思い鳥居の神社名を見るとやはり違った。「勝占神社」とある。由来書きもあった。本殿まで行こうと思ったが標高65m登る。今回は本殿まで行かず下から参拝した。


 そこからは少し上り坂だがほどなく熊野神社の標識が見えてきた。


 竹藪の道を上る。


 神社の石段が見えてきた。


 本殿


 境内の様子(動画)

 かなり山を上がったところにあるが木々が邪魔をして眺めはよくない。木々の間から少し遠景が見下ろせる。


 行きしは国道バイパスを通ったが帰りしは北山町を経由して八万へ出た。途中、日本一低い山弁天山の横を通った。


 天気も良く、秋の赤っぽい陽光に映えるのは濃い黄色のセイタカアワダチソウや柿。そういえば10日後のハロウィンのシンボルカラーもこの色だ。弁天山直売所前にハロウィンのカボチャが置いてあった。


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