2011年12月8日木曜日

塩の話と効く話(前回のコメントに代えて)


 几帳面で正確を期するブロガーなら、わからないところや引用はネットで調べてブログを作るんだろうけど、ものぐさで何事もいい加減な私は、小一時間余りで作るマイブログの為いちいち調べたりはせず、あいまいな記憶のみで作る。
 そのため今日の「塩の話」も眉に唾をつけてお読みください。文責は持ちかねますので予めご承知おきください。

 さて、60歳の爺さんになっても変なところにガキ時分の心性を持ってるやまさんとしては、となりの子が珍しいものを持ったり、したりすると欲しくたまらなくなったり、どうしてもやりたくなったりする。

 しんちゃんが、世界の塩のホットバスを堪能してるのを聞くと、今までは大枚の金をはたいて「日本の名湯の素」を買って日替わりで入っていたが、そんなのではなく「塩湯」に入りたくてたまらなくなった。
 さっそく薬局へ行って探したが『世界の塩湯』シリーズの温泉の素などはない。よ~くさがすと、塩化ナトリウム泉(食塩泉)と炭酸泉が混じった「素」があったのでとりあえず購入して、今夜はそれに入ることにする。
 日本の温泉は「強食塩泉」が多いと聞く、有馬なんかはそうじゃないかな。この強食塩泉は効きそうな気がする。
 ただ家で強食塩泉を作る場合は100g以上の食塩を必要としよう。温泉の素ではいくら多くてもせいぜい30gどまり、薄い海水の程度にしかならない。海水浴をするようなものか・・
 しかし、海水浴も馬鹿にしてはいけない。そもそも近代、海水浴が始まったのはスポーツというより潮水を浴びることによる健康療法の為だとされている。
 温泉の場合はこの海水の成分と温熱が相まって一層の効果をもたらすのであろう。
 私の買った塩湯ノ素の能書きを見ると「冷え症・疲労」と書いてある。2日続いて眉山だの鳴門だの歩いたため足がかなりくたびれた。また今夜からグッと冷えるという、ちょうど良いかもしれない。

 塩はおそらく人類が知った最も古い「単体の化学物質(塩化ナトリウム)」であろう。
 海の水や汗がしょっぱいのは誰でも知っている。また、潮のしぶきや汗が付いた体や衣服は天日に乾かされると塩の細かい結晶ができてくる。これがしょっぱさの元であることは「猿でもわかる」。人類は最初このようにして「塩」を知ったのであろう。

 塩化ナトリウムはもちろん必須ミネラルの一つであるが、原始人も含め動物は特に単体の塩を摂取したりはしない。食物などに含まれる自然の塩化ナトリウムで賄ってきたのである。
 ただ文明が起こり農耕が始まり「穀物食」が主食になると塩類が不足しがちになるため、食塩が必要となってきた。調理するようになると食塩は欠かせなくなり、塩気のない調理は文字通り塩梅(あんばい)が良くないのである。
 こうなると食塩は生活になくてはならないものになる。

 日本のように海岸線がすぐ近くにある国はよいが、内陸奥深くあって岩塩もないような国は困る。食塩の供給は死活問題となる。
 そのため古代中世にあって大陸諸国では食塩は貨幣にも匹敵するような価値があり、また塩に課税され国家財政の元ともなった。

 中国の唐の国が滅びるもととなった黄巣の乱は塩税反対の暴動だった。またサラリー(給料)、ソルジャー(兵士)は古代において傭兵の給料は塩(salt・ソルト)で払われていたことからこれが語源になっているのはよく知られた話である。

 日本は幸いなことにどこでも海があり塩を精製できるためこんなことはなかった。古代の製塩は簡単なもので誰にでもできた。
 海岸に打ち上げられたような屑の海藻を拾ってそれに塩水をかける。天日に乾かし、また塩水をかけ天日に干す、これを何回も繰り返すと、海藻の表面に塩の結晶が析出する。これを焼き、灰をとり、それを塩水で溶かし上澄みをとると濃い食塩水ができる。それを素焼きの壺に入れ火の中で水分を飛ばせば出来上がりである。

 古代文学で「藻塩を焼く」とは製塩の事であった。

 その後、室町、江戸時代になると塩田から作られるようになり大規模化専門化するが古代はこのように比較的簡単に誰でも作ったのである。

 このようにして藻塩から作られる食塩は今はない(誰かがあえて作れば別だが)しかしこの藻塩は薬になるくらい有効なミネラルが含まれていると思う。
 今の食塩は(特に高価な塩以外は)純粋に近い塩化ナトリウムである。しかし天日塩はそれ以外カリウム、マグネシウム、鉄など多くの必須ミネラルも含む。また藻塩はその製法から海藻由来のヨードなども含み、私から言わせれば高価な薬に近い健康食品である。

 いま健康食品の店では「天日塩」まではありますが、さすが古代製法の藻塩はないと思います。誰か作ればどうでしょう。健康ブームだから売れますよ。

 最後に裏付けはとってないんですが、よ~く効く「塩水入浴法」をご紹介します。

 「ところでしんちゃん!その(塩泉世界めぐりの素)には、『死海の塩』は入っていませんでしたか?」

 死海の塩水浴び療法はとっても効くそうです。いま私はクリスマス企画の為、聖書の世界を勉強してますが、その世界に死海が出てきます。
 ヨルダン川の行きつく先の内陸湖でそこから海には流れていません。そのため乾燥地帯であることもあり、この死海の水は塩類が飽和状態です。水生の生物はいません(そのため死海と名づけられた)。
 泳げば体の半分以上は飽和塩類の重い比重の為、外に出て浮きます。どんなカナヅチでも溺れません。泳いだ後は体に塩類が析出します。長時間体を浸すことは禁じられています。多量の塩分の浸透圧の為、体内の水分が吸い取られるそうです。

 ただ短時間であれば極めて効く療法となります。入浴でミネラル分が体にいい作用をもたらすのもありましょうが、飽和塩水であるため、湖面上を塩類の微粒子がたくさん飛んでいます。そして極めて乾燥地であるため、太陽光は常時強烈です。塩類の微粒子は日光によってイオン化されます。どうもそのイオンがいいようなのです。

 それともう一つ、ここは地球上の地域の中では最も酸素濃度が高いのです。こ~ゆ~い酸素が体の癒しになるようなのです。
 なぜ、酸素が他地域に比べ濃いのか?
 この死海の湖面の高さはなんと海抜マイナス(ぐんと低いということ)四百数十メートルもあるのです。地球でいちばん低い表面です。当然大気は厚いので大気圧は普通よりずっと高く、酸素濃度も高くなる道理です。

 「イオンがたくさん漂い、濃い酸素。地球上ではないような環境、さぞかし効くだろうと思います。」

 金があれば行ってこの死海での療法を試してみたいです。
 死にかけの体も「死海」で生き帰る。命名とは反対ですね。

 まあ無理でしょう。とりあえずささやかながらしんちゃんの真似をして我が家での「食塩泉」に入ります。風呂の中で死海も含めた聖書の風土の妄想にでも浸ります。

 「しんちゃんは今日はどこの塩ですか?中東?南米?いいなあ。売ってたら私も買ってきます。」

下図は死海の風景

5 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

今日は、宿直なんで塩風呂にはいれませんです。一応風呂には入れます。今度から塩持ってこようっとおもいました。世界の風呂旅セットは、今手元にありませんので、確認できませんが、イスラエルのは多分死海のだとおもいます。お風呂に使う塩は、伯太の塩とか、赤穂の塩でいいとおもいます。たっぷり使って、いい汗かきましょう。\(^^)/

yamasan さんのコメント...

むかし、サウナに行ったとき、入り口に伯方の塩とかおいてありました。使い方はよくわからなかったんですが、どうも塩でマッサージするらしいですね。

 死海の塩、効くと思いますよ。

てるゆき さんのコメント...

いいお湯に入って健康に気をつけているんですね。

いくらぐらいするんですか?

Unknown さんのコメント...

商品名は「ワールドツアーバス」で、検索すればアマゾンを始めいろんなところで購入できます。¥1.050くらいです。40g*5のセットですが、単品で大容量の120g、700gのを扱っているところもありました。
http://www.tomogroup.jp/catalog/relux/world_tour.htmlです。ご参考になさってください。(^_^)

yamasan さんのコメント...

しんさまありがとうございました。てるさんも参考にしてください。
 成分分析表をみて自分で安く処方しようかと考えています。