2011年9月17日土曜日

官能の果実

 「わっかい娘が~うっふん~、お色気ありそで~、うっふ~ん、なさそで~、あっはん~、ほらほ~ら、黄色いさくらんぼ~」

 とかいう歌があったが「黄色いさくらんぼ」なんどというといかにも「官能の果実」のような気がするが、私に言わせれば官能の果実でもなんでもない。

 まず、私の定義をはっきりさせよう。「官能の果実」とは

 『食べると肉体に妖しげぇ~な作用をもたらす果実である。』

 それから言うと黄色かろうが桃色だろうが「さくらんぼ」などいくら食べたところで肉体になんの変化ももたらさない。

 ところで我が家の北の方に「土成町字、御所」という扇状地帯がある。ここはフルーツの里といわれるくらいいろいろな果物を栽培している。今日、直売所をのぞくと葡萄、梨に混じって「無花果」(イチジク)があった。食べがいのある大きなイチジクが5個パックされていて250円で安かったから買った。

 「無花果などもう何年も食べてなかったなあ。」

 この無花果、子供の頃は我が家の庭にもご近所の庭にも植わっていたため、実のなる季節が来るととってよく食べたものである。
 小学校の行き帰り、あっちこっちで勝手にもいでムシャムシャ食べた。この果実、ジューシーっぽさはなく、果肉はジャムみたいな粘りがあり、種粒だろうか、ジョリ、シャリという感じの独特の舌触りがあった。
 水分があまり多くない果肉であるため喉の渇きをいやす果物ではなかったが、昔の貧しいガキの時分は甘いものに飢えていたのでどんな果物でも見境なく「狩猟・採集活動」で手に入れていた。

 無花果の熟れるころは主にこれが中心の「野生のおやつ」になる。
 ところが、最初は気づかなかったが、この無花果を食べると小さな私の体のある部分に不思議な変化、それもちょっと困るような病変(少しおおげさかな)をもたらすのである。
 その変化のまず図解をご覧ください。

おっと!

間違った!

ええ~っと!

90°右回転して!


そうそう、これで正解。
これ、小さい頃の私の唇です。

この部分注意してください。
無花果を食べると唇のこの部分が白くふやけたように爛れるのである。当然刺激物は沁みて痛い。
 私を育ててくれた明治生まれの祖母はこのような状態の唇を
 「アクチが切れている。」
と方言か何か知らないが言っていたのを覚えている。
 いつも無花果を食べるとこうなる。
 子供のころから相当なアホの私でも毎回毎回こうなれば、やがて気づく。
 しかし、それで無花果を食べるのを止めたかといえば、食い意地の張っていたまさに餓鬼であったので食べ続けました。口角を白く爛れさせながら。

 しかし、その後、小学校高学年から中学校になり大きくなるにつれてこのような「病変」といってもよいような唇の変化はなくなった。

 「あの、小さい頃の無花果を食べた後の口角の変化はいったいなんじゃったんだろ?」

 「無花果は体に妖しげぇ~な作用をもたらす果物なんじゃなぁ~」

 それと中学の頃、まあ男ならだれでも「精通」を迎えますが、はじめての経験に戸惑った方も多いと思います。私もそうでした。
 独特な匂いと白いねばねば液、はじめてお目にかかったときは

 「こりゃ~いったいなんじゃ?」

 狼狽えまくりました。
 それが私の場合、「栗の花の香り」と「無花果の切り口からネバ、ジトッと出る白い液」になぜか重なって思い出されるのです。

 この二つの思い出は無花果という果実に対し「官能の果実」というイメージを強くします。

 さて、最初の小さい子供の頃、無花果を食べると口角が白く爛れる、については大学生の時、原因がわかりました。
 暇に飽かせて百科事典の「あ行」から順番に読んでいて「い行」の「イチジク」の項を読んで発見しました。

 無花果には「タンパク質分解酵素」が含まれているのです。大人の粘膜だとどうってことないんですが、小さな子供の唇の粘膜は薄く弱く、この酵素に溶かされるんですね。それで上図のような病変になるのです。

 さあ、私の官能の果実としての、無花果の認定、どうでしょう???
 他にも官能の果実としての推薦があれば教えてください。

4 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

 無花果毎日食べてたんですか、羨ましいな〜!
この実の官能性は断面だと思います、キウイやウリ系などほとんどの果実の断面って何かに似ていますよね。クルミとか例外はありますが・・・。唇も官能のツールとされるのは、カタチが似ているからかもしれませんね、入口と出口の関係かもしれませんが、全てパターン認識の成せる技っていうところですかね。)^o^(

yamasan さんのコメント...

 こういう内容のブログへのコメントはやりずらいのではないかと思います。
 前の「栗の花」のブログの時を思い出します。
http://koromonotate.blogspot.com/2011/06/blog-post_07.html
 はしたない方向へ向かおうとするのを美しいコメントでまとめましたね。

 そういえば「乾燥無花果」を保存してあるといってましたね。無花果は調べたら「不老長寿の果実」の言い伝えがあるそうですからこの意味でも好むのはいいかもしれませんね。

 ところで、また夕べ、マイクロソフト発、半強制up-dateを仕掛けてこられました。右下からポップが飛び出るのでうっとしいから、前、しんさまに相談したように、ちょっと迷いましたがクリックしました。
 ブログづくりの作業しながら、ダウンロードをしてたようなので邪魔にはなりませんでしたが、時々のぞくとずいぶん長くかかっていました。
 内容は「2011のマイクロソフト社の何とかかんとか・・・」

 で、しんさま、このような操作でよかったのでしょうか?
 前に「しんさまと同じようにする」としましたが、これでよかったのでしょうか?

yamasan さんのコメント...

 追伸
 こんなやつです
Microsoft .NET Framework 4 用の更新プログラム、x64-based Systems 用の Windows XP、Windows Server 2003、Windows Vista、Windows 7、Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2 向け (KB2533523)

インストール日時: ‎2011/‎09/‎18 1:20

インストール状態: 成功

更新プログラムの種類: 推奨

この更新プログラムは、Microsoft .NET Framework 4 の安定性、信頼性およびパフォーマンスに関する問題に対処します。インストール後には、コンピューターの再起動が必要になる場合があります。

詳細情報:
http://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=219466

ヘルプとサポート:
http://support.microsoft.com
 

Unknown さんのコメント...

 私も勝手に9/16に既にインストールされていました。
内容は読んでもさっぱりわからないので、ヘル・ゲイトさんを信用するしかないですね。私は名前が信一なんで、信用一番で生きています。なんてね)^o^(