梅雨が明けたと思ったら、朝から水分がすっかり抜けきったようないきなりの「真夏の朝」。すごい日差しと抜けるような青空、セミこそまだ鳴いていないが、すっかり盛夏。
わたしは昨日からもの参りづいている。 ※もの参り:寺社の参詣
『今日もどっか「もの参り」しよう。』
「そうだ、今日は避暑をかねて、オコーッツアンへ行こう。」
パタパタと急いで用意をし、ポンコツの軽四に乗って出発。途中スーパでバラ寿司と冷やしうどんの小さなパック入りの弁当を買う。
このオコーッツアンは我が地元、麻植郡の山岳宗教の霊地です。標高1122メートルの秀麗な山で頂上部に高越寺があり、多くの人の信仰を集めています。
一口に山岳宗教と云いましたが、この宗教は非常に古い信仰に根ざしています。おそらくこの地に我々の祖先が初めて来たときからのものです。高山を霊地とするのは仏教以前からの宗教観です。
だからこの山頂部にある高越寺、一応仏教の「寺」とはなっていますが、古来日本人の古い「神」の信仰と一体となっております。いわゆる「神仏習合」です。
ヨーロッパなどは、古来のケルトの神々、あるいは北欧神話の神々を完全に滅ぼすことによってキリスト教が確立しました。同じように中東アラビアも古来の多くの神がいましたが、こちらもイスラム教が広まることで徹底して滅ぼされました。
仏教もキリスト教、イスラム教と同じ「世界宗教」なんですけど、地元の古い神々とどういうわけか非常に親和性が高いのです。仏教の中にその神が入り新たに「仏」となったりしました。
キリスト教やイスラム教は人に対しては慈悲、寛容、愛を説きますが、こと異端の神に対しては無慈悲で情け容赦がない。その点仏教はそんな無慈悲はしません。やはり『慈悲』を最重要視する仏教はいいですね。
日本の場合は独特の方法で仏と神が一体化しました。「本地垂迹説」です。
この高越山の神は「蔵王権現」といいます。じつはこれは仮の名で本当は「釈迦」だというのです。
つまり「本地」(そもそもは)はお釈迦さんで、日本のこの地では便宜上、神としてその迹(あと・姿形)を人々の前に垂れている。(わかりやすいように土着の神としてあらわれる)のです。
これが「本地垂迹説」
こんなすごい考えを発明したものだから、どんな日本の神々でも
「いやいや、実は、あれは、これこれの仏さんが別の姿で日本に現れたものだ。」
と云えるわけで、この考えによると神も仏もみんな一体化したものになります。
おかげでみんな仲良くこの国に存在できました。神も仏も滅びることがないからこの日本は世界で最も神仏が多い国となりました。
まあ、そんな「神仏習合」の霊地に、「霊気」と「冷気」を感じようといってまいりました。
あとはいつものようにムウビメエカで作った動画をご覧ください。
5 件のコメント:
なーんだ、やまさん車持ってたんですか。車無いから自転車かと思っていたのに・・・、いざという時の伝家の宝刀ですね。もしかしてCO2削減に真剣に取り組んでいるとか、単に文明への反骨精神とか?どちらにしてもすごいな~。僕にはまねしたくてもできません。
高越山は「船窪のオンツツジ群落」を見に行ったことはあるのですが、高越寺は知りませんでした。しかし、あのツツジ群落は、どう見ても不自然ですよね。何か曰くがありそうで、想像力全開ですが展開に無理があるので公表はやめておきます。
前のブログでは菩薩のわかりやすい解説ありがとうございました。そんなにいろいろいたとは!仏の世界も層が厚く、なかなか理解するのが大変です。アーナンダ、コーナンダって感じです。
さて、昨日キリスト教の新しい解釈を手に入れました。今度ブログで紹介しようかと考えています。とんでも解釈です。期待せずにお待ちください。寝ます。
しんさまの コメント馬に 喰われけり.
最近調子よかったのに、またスパムになってるんですね。わたしのコメントもかなり長いからなるかも知れません。
船窪高原の躑躅の(このツツジの漢字すごい、PCは辞書ですね)群落ができたのは、まさに人為的なものです。
昭和の初めころ、このちょっと下に集落がありまして、冬の寒さを利用して凍み豆腐(高野豆腐のこと)を作っていたのです。その豆腐の原料の豆乳を作る燃料の木をあちこちで切って使いました。ところがツツジの木は水分が多いのか燃料にはならないのです。それで次第にツツジの木が残って、さいご大群落になったそうです。
以上の話は、古老(だいたい歴史家とか民俗学者って、人から聞いた話はみんな土地の古老が、という。いったいどんな爺やんや婆やんだろ)から聞きました。
やまさんお得意の創作じゃないよ。
しんさま最近昼夜逆転なんですか。飲み会の時もいったけど十代の高校生じゃないんだから、徹夜はしない方がいいんだけどな。充分睡眠をとってくださいよ。仕事なら仕方ないけどお気を付け下さい。
昼夜逆転で太陽に当たらなかったら、血が青くなるってどこかで聞きました。
革命前のヨーロッパでは貴族は血が青いと庶民は思っていたそうです。貴族は夜型で、皮膚が透けるように白くて、血管が青く浮き出たからそういう風に思ったんでしょうね。
しんさま、血が青くならないようにね。
そういえば、33年前の映画で「ブルークリスマス」ってありましたが、なぜか、ある人々の血を宇宙人が青い血に変えたのです。その人たちは排斥迫害されるんですけど、青い血になったら、憎みや怒りが消え穏やかな人間になるんです。
しかし大多数の赤い血の人々は、青い血を許せず、大虐殺するという、不思議な映画です。
結末は忘れましたが、この青い血は人類の悲惨な未来を慮った宇宙人からの善意のプレゼントだったのです。それを人類は無視し、抹殺を図ったのです。
えええええ!、そう考えると、もしかして、宇宙とか異次元に詳しく、かつ意識を変えようとしているしんさま。ほんとに血が青いのでは?
血が青くてどこが悪いん!と言いたいところですが、あいにく赤いです。青い色って照明に使うと、鎮静効果があるみたいで良い色なんですけど、血が青いといわれると聞こえが悪いのはなぜでしょうね?
血が青いといえば爬虫類を想像しますが、調べたらそんなことはないようで赤いようです。たしか私たち人類は爬虫類から進化したみたいで、爬虫類型生命体の2億2500万年の進化の歴史の集大成で、今回の2012年で完結するみたいです。
それから私ごときの健康をお気づかい頂きありがとうございます。昼夜が反転というわけではないのですが、早く寝て早く起きてしまったり、宿直(24時間勤務)明けで、昼間寝てしまったりしています。不規則といえばそうなんですが、宿直も6時間仮眠できますのでそんなにきつくないです。昼勤(8時間).宿勤(24時間).休み.休みのパターンでたまに公休が入るので、月に13日くらいしか出勤しません。結構いい感じです。土日祝盆正月関係なしのシフト出勤ですが、昨日みたいに日曜日なんかはすることがほとんどないです。
船窪高原の躑躅の話はなるほどでしたが、ちょっと残念でしたね。ノアの方舟が漂着して窪んだ後なので船窪といいますとか、UFOが降り立った後のくぼみに躑躅を植えましたとかのほうがロマンチックやな~。せっかく教えていただいたのに失礼しました(^.^)
コメントを投稿