2011年3月15日火曜日

甥っこが来た

 名古屋から甥っこが来た。四月から大学生で母親(私の妹)と一緒にやってきた。
 私には子供はいないので、少しでも私に似ているところがあればうれしいな、と思い観察するが、どうも似ていそうにない。強いて言えば社会系科目が得意なことぐらいか。顔も百キロ近い体形も似ていない。

 子のない伯父が甥を可愛がるのは世間によくある話である。史上有名なのは、ルネサンス期のローマ教皇である。教皇は当然独身で子供は持てないから世襲の弊害はないと思われがちだが、甥を引き立て世襲に近い権力独占を図った。
 地位も財産もある伯父なら甥の為に何かできようが、吹けば飛ぶような伯父では何もできない。甥も残念であろう。

 でもまあ核家族化した現代日本で伯父を当てにする甥はいまい。独立独歩で頑張ってほしい。
 一晩だけで明日は帰っていく。
 ときどきインターネットでメールを寄越せよ、とだけ頼んでおいた。

1 件のコメント:

てるゆき さんのコメント...

一晩だけで、帰るのですか?

さびしいですね。

田舎にずっといると、不便で、都会がいいですが、たまに、帰省するのはいいものですよ。(僕の経験談ですが)