2011年8月26日金曜日

今日のニュース雑感

 次元の高いものから並べてみました。
天文ニュース 
地球の5倍の大きさのダイヤモンドの星の発見
 ホンの一かけらでも持って帰れたら億万長者じゃと思うが、光で何百万光年などと聞けば現実感はない。
 こういう星に生きている人がいるとすればおそらく我々とはモノに対する価値観が逆転しているような気がする。ダイヤは石のように転がっているが、水などはほとんどないため「水」「氷」などが地球上のダイヤのような価値があるのかもしれない。
 そういえば木星か土星の表面にはメタンの海が広がっているという。巨大タンカー宇宙船で持って帰ることができれば石油枯渇などの心配は無くなる。

 現実感のある話としては「月」ぐらいだと希少元素の採掘の採算は引き合うかもしれない。

小惑星イトカワの組成
 探査機はやぶさが持ち帰って資料によって組成がわかりつつある。分析からなぜかこのイトカワの寿命がわかるそうである。
 それによると一億年たつと完全消滅するそうである。
 同じ一億年でも森羅万象があり命あふれる地球の一億年と、長い部分でも500mしかない死の星の一億年とでは、「一億年」の価値が違う。そもそも同じ質の「時間」なんだろうか。

 古事記に面白い話がある。妻をめとるのに2人の候補があった。一人は「木の花咲くや姫」、命あふれ華やかで美しいが命は有限というか短い。もう一人は「石長姫(いわながひめ)」。名前から推察できようが石のような頑丈で動きのない醜女(しこめ)。とても生き物とは思えぬ鉱物質な女(どんなんじゃ!)、しかしこちらは石のように長持ちし、死ぬことはない。その妻の寿命はそっくりそのまま結婚した夫の寿命ともなる。
 結局、人は「この花咲くや姫」を選ぶ。この話に象徴されるように死んだ石の惑星での一億年より人は地球上での80年を選ぶのではないだろうか。

 「イトカワの一億年は退屈だろうな。」

国際ニュース
 独裁者の末路はどうなるのだろう。リビアのことである。独裁者が権力の座から滑り落ちるときは命も失うことが多い。
 願わくば、今まで元首として君臨し、栄光も手にしたのであるから、最終の美学は貫いてほしいと思う。

 一千年以上続いた東ローマ帝国がオスマントルコの攻撃により幕を閉じようとしたとき、時の皇帝は、皇帝の衣服を捨て(死体で発見されても皇帝とわからぬよう)、剣を取り、一兵士の格好で兵卒に混じり最後の戦いを挑んだ。彼の望み通り、死屍累々の東ローマの兵士の死体からは皇帝を見分けられなかった。
 これが革命や敵国によって滅ぼされる元首であった者の 死に際の美学であると思うのだが、さてかの国の元首は?

金融ニュース
 このニュース、一番理屈がわからない。なんでドルあたり75円の超円高なのにガソリンは値下がりせず(むしろ上昇傾向だぞ)、日本の金融の信用度は下がるのか。
 円安ならその理屈は納得できるが真逆に動いているとしか思えない。
 ある疑いを持ってしまう、「悪代官」と「越後屋」が円高の利益を全部吸い上げているんじゃなかろうかと。
 こんなに円が高いんだったら、今度の新首相にお願いしたい。大蔵省の印刷局でお札をドンドン刷って、トランクに詰め国民の背中にくくりつけて外国へ出してしまおう。とくに年寄りなんかがいいと思う。一億円も刷って持たせてくれればやまさんもう一生外国から戻ってきません。
 「円高も、高齢化率の高さもこれで解消じゃわ。」

芸能ニュース
 エッセイストの麻生千晶さんがまるで私の考えを代弁してくれるかのようなコメントをしてるのでそっくりそのまま引用させてもらいます。

 『そもそもテレビ局は免許事業で、ジャーナリズムの一翼も担う社会の木鐸(ぼくたく)の一つ。番組、出演者とも品位と責任が求められる。中でも司会者は社会人代表であるべきなのに、島田紳助の場合は“突っ込み”と称する「いじり」と「いじめ」を繰り返していた。

 しかし現在のテレビ界は、彼のような下品な発言で人間の卑しい欲望に応える存在に「視聴率が取れるから」と大金を積んできた。しかも“大司会者”として、番組プロデューサーのように出演者やスタッフの選定までしていたと聞く。

 芸能界の大権力者になってしまい、番組で人の顔の造作や体型についてまであれこれ言うなど、全く見苦しかった。しかしテレビ局はたしなめるどころか、ひれ伏してきた。

 そんな彼の手法を真似(まね)する子供も増えたと聞く。それだけ影響力があった訳で今回、いかがわしい人間の黒い交際が分かったのだから、(反面教師として)教育材料にしたらいいのではないか。』

 まったくその通り。しかし日本人は甘いねえ~。同じニュースでテレビ局には彼の復帰を求める電話が殺到してるそうだ。同情するような人ではないと思うのだがどうだろう。

いちばん品位の低い政治ニュース
 菅がいよいよやめて、民主党身内の選挙で首相選び。阿呆げてコメントのしようもないが、首相のかじ取りで国が座礁するかもしれないのでそうも無関心ではいられない。

 でもぞろぞろとたくさん候補がいるがどれがなっても変わらない気がする。また、陰で小沢がからんだ選挙運動で妙なしこりを残し、政治に後遺症をもたらす可能性がある。

 ここは籤で選んだらどうだろう。
 例はある。室町幕府の時代、日本の最高権力者を籤で選んだのだ。足利6代将軍義教である。この籤将軍、いい意味でも悪い意味でもかなり強引な政治をやった人である。

 もう、籤の範囲をずっと広げて広く公募し、首相になりたい人全員でくじ引きをすればどうだろう。今より悪くはなりようがない気がするが・・・・

2 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

 これって「虚構新聞」のやまさん版かと思ったら、全部真実なんですんね。「この花咲くや姫」さんについては、少しわかったようになりました。皇帝の死に方は美学というか、ずるこい学のような気がするのですが、見方によっては美学かなと思いました。お金の印刷は手間と費用がかかるので、日本中の人の銀行残高の桁を2~3ケタ増やせばいいような気がします。それから麻生千晶さんっていう方がいたんですね、この手の発言をする方は、結構好きです。籤で首相を選ぶのはいいですね、その人の話を聞く必要が無くなるので、手間が省けていいです。個人的にはUFOの記事をもっと流してほしいですウ。(^'^)

yamasan さんのコメント...

 最近、しんさまのコメントよくスパムになっています。引っかかるようなキーワードはないと思うのにおかしいですね。
 まさか陰謀じゃないでしょうね。2日も続けてスパムでした。

 アドオンたらいうのが出てうっとうしかったのでkoumei先生にコメントで相談したら解決しました。理由はよくわかりませんでした。
 スパムといいアドオンといいなんでこんなものがあるのかわかりません。複雑怪奇です。