2011年8月19日金曜日

電波が窮屈ってか

 スマートホンに割り当てられた周波数帯(よくわからないがたぶんメートル波かセンチメートル波と思う)の利用が多くなったため、多くの端末が集中する駅、列車などではアクセスし難くなりつつある。今後もインターネット利用の携帯端末は増えること確実なので増々混雑しつながりにくくなることが予測される。
 そのため昨日の新聞報道によればアメリカなどではスマートホンの定額制を見直そうかという話が出ているそうである。それに便乗して日本も検討に入る云々・・とあった。
 私などは今後も無線でインターネットなど使うことはないから、どうぞご勝手に、で済むが利用する人にとっては値上げにつながる大問題である。でも、この従量制の移行、あり得るかもしれない。

 もう今の若い人は知らないが、市内電話は昔は定量制でした。たとえどれだけ長くなろうと10円でした。市内電話に関しては一回つながると無制限使い放題でした。公衆電話などもそうですから勢い長くなり、待ち人で列ができているのに延々話し続け顰蹙を買う光景が見られたものです。イライラから暴力事件も多発しました。
 酢だの蒟蒻だのと埒もない話を延々続けるのは回線が勿体ないと思ったのかどうか、やがて定量制は見直され、3分以降は従量制になりました。

 経済の原則から言えば、使った量に見合う料金を払うのは当たり前のような気がするんですが、ネットの世界はこういう原則はないんでしょうか。
 瞬時に膨大な情報を遠くへ送れるネットであればそうチマチマと量のはかり売りなんかしなくても大丈夫なんでしょうか。

 しかし、これ無線だとどうなんでしょう。媒介に電波を使う場合、周波数帯の特性などから情報の容量が決まってしまいますからある 都市空間で何百万のネット端末を無線でつなぐことは無理なんじゃないでしょうか。

 とまあ、素人は思うわけですよ。でもこれってそう思わされている可能性だってありますよね。なにせ、そのように思わせ、もういっぱいいっぱい、電波も手狭でしょうがない。だから従量制にしましょうね。という方向に導く策略かもしれませんからね。

 結局のところ電波の専門家に聞かなきゃわからんということになるが、今まで我々は電波にどれだけの情報量をのせ、時代とともにその情報量を増やしてきたかを考えると、いくら利用者が増えたからといって無線回線がパンクするとは思えない。

 最初、マルコーニが火花発信機で電波を飛ばした。最初の発信機の電波は火花発信機からのものであったためたった一回線の送発信でもおそらく中波~短波全域をカバーする驚くほど広い周波数帯を必要としたはずです。そして送れる情報はモールス信号だから、効率の悪いことこの上ない。

 次にAM発信機が登場し情報量が増大し、電波帯の利用も狭くなり、多くの回線(放送局)がとれるようになった。身近な四国放送でいえば1269KヘルツだがAM変調の特性でその周波数の上下10Kヘルツぐらいは側帯波を伴うから20Kヘルツの幅で中波帯の情報回線は確保できる。
 500K~1500Kヘルツの間ではだから50の回線(放送局)がとれる。

 以後、超短波帯、極超短波帯。センチ波などに電波利用は広がり、またFM、デジタル、圧縮技術など情報変換技術も進歩した。

 今、UHF帯の電波を利用するとして、一回線利用電波帯の幅は剃刀の刃よりもっと狭いはずだ。そしてその幅の中に一回線どころか多重通信技術、圧縮技術のおかげで数百数千の回線がとれるのではないか。

 いくら無線だからといってそう簡単に回線が混雑してお手上げになるとは思えない。わたくしは専門家ではないがマルコーニから始まった120年にわたる電波の利用の歴史の流れ、情報の容量の時代軸に対する幾何級数的な上昇とそれを可能にした技術革新を見ると電波が窮屈になるなどとは信じられない。
 一般に電波は波長が短くなるほど詰め込む情報量は増大する。しかし、あまり波長が短くなると遮蔽物があると届かなくなったり遠くまで届かなかったりするが、それは地上波であるからである。、例えば波長のごく短い電波を衛星から指向性(半径わずか10mくらいの限定でスポットライトのように浴びせる)を持って地上に注ぐという方法だと無限に近い情報を送ることができると思うのだがどうだろう。

 電波が窮屈になるという話はスマホを従量制にしたいヘル・ゲイトや孫正変(そんせえへん)らのいいわけじゃないのか、と思う。

 ほうじゃわ、わっせとったわ。やまさんとこのアナログのTVをようもようも使えんようにして、

 「ああ、まるで、悪徳の地上げ屋のようにやまさんちの利用テレビをブチめぎ、VHF帯を更地にしたな!」

 あの電波帯どなんなっとんじゃ。悪代官と越後屋がつるんでええようにポッポ内々するんじゃなかろうなぁ~。許せへんぞ~。

 「開いた電波帯、高こう売って、庶民に全額還元しろ。」

 「それからついでにいうとく、TV局の電波利用料もっと大幅値上げしてその分庶民の携帯電波の利用料下げろ。あんなしょうもない番組、電波料金が上がったら全滅じゃわ。」

 最後はぼやきになってもうた!

2 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

 電波の歴史解説ありがとうございます。
最初は火花発信器ですか、ありえるとおもいます。
そういえば、最近docomo でも、スマホのspモードがハングして、ネットが7時間使えませんでした。従量制への架け橋的パフォーマンスかもしれませんね。
ネットは世界が一つに繋がる象徴みたいに思いますが、テレパシーが使えるようになると必要無くなるとおもいます。その場合もおなじで、一人に対して数億人からアクセスがあると大変なことになりますので、どちらの場合も、モラルとかエチケットを守る必要かあると思います。f(^^;

yamasan さんのコメント...

 しんさま、このコメントスパムになってましたよ。最近、こういう話題になったためかお互いよくスパムが起こると思いませんか?

 あんまりそしるとしっぺ返しが来るのでこの辺でやめておきます。お上と越後屋、侮れないですよ。

 それからテレパシーの話、聞いて、高校時代のクラスのある一人を思い出しました。
 そいつ非常におとなしい奴であまりしゃべりませんでした。が、一人でよくにやにやしてました。
 通学列車内で2人きりで話す機会があったとき、そいつ、なんと、

 「僕は頭で電波が受信できるんだ。」

 驚きましたが、その便利な超能力をうらやましく思いました。
 しかし、たしかにうるさいそうです。スイッチも同調のダイヤルもないみたいで、いつもささやきかけているそうです。
 それを聞いてちょっと不気味になりました。

 いつだったか時期は定かでありませんが急に出てこなくなりました。担任は病気で入院って言ってました。病名は言わなかったです。噂では脳病院だと言ってました。

 結局、そいつはそのままいなくなりました。

 お互いスパムは時々のぞいた方がいいですね。