2012年4月18日水曜日

メリケン流行歌小史学習ノート 2頁

10、サンバ1  

 2拍子系の伝統的サンバ。サンバの曲はエレクトーンで演奏するのにふさわしい曲でした。というのも多くの変わった打楽器を使いますが、これらの音作りはエレクトーンの得意分野でした。
 エレクトーンを操作し、いろんなパーカッションを合わせたポリリズムだけでサンバの雰囲気が出ました。
 これにのせての独特のシンコペーションはそう難しいものではありませんでした。躍動感から自然とリズムパターンは身に付きました。
 例として「Vou Festejar」を貼っておきます。
http://www.youtube.com/watch?v=9s3TRzhjx7E

11、サンバ2 

 フュージョン系によく見られる。4拍子の16ビートにサンバのニュアンスを盛り込んだもの。ライドシンバルのカップに近い部分を叩くショットを効果的に取り入れ、サンバの雰囲気を作り、タムタムやスネアドラムのアフタービートでパターンを作る。
 例として「CABO FRIO」を貼っておきます。
http://www.youtube.com/watch?v=J4qTco14Buw

12、ボサ・ノーヴァ 

 ボサ・ノーヴァはサンバの洗練化、白人化した音楽といえる。アフロ系サンバのポリリズムと、複雑なシンコペーションをシンプルにし、激しいリズムを排除、アフロ系を希薄にし、モダンなハーモニーや粋なフィーリングを盛り込んだ音楽。
 例として私がエレクトーンで得意だった「The Girl From Ipanema」を貼っておきます。
http://www.youtube.com/watch?v=UJkxFhFRFDA

13、サルサ 

 サルサはニューヨークのヒスパニック系の人々の間から生まれたダンス音楽。
 例として「Centro Habana」を貼っておきます。
http://www.youtube.com/watch?v=IqUYgobqqdU

14、レゲエ 

 レゲエの前身、「スカ」がジャマイカで生まれたのは1950年代後半ごろで、アメリカのリズム&ブルースやジャンプ・ブルースのビートをもっと強烈に泥臭くアレンジしたダンス音楽。60年代後半に「スカ」のテンポを落とし、もっと洗練した「ロック・ステディ」へと移行。
 さらにソウル・ミュージックの影響を受けながらシャープさを増し、モダンなフィーリングと快いスピード感を持つ「レゲエ」と発展する。
 ベースは1拍めがないのが特徴。ギターとドラムス、グィロの8分音符は、イーブンの場合とはずむ場合がある。
 例として「Natural Mystic」を貼っておきます。
http://www.youtube.com/watch?v=YKtX6cf0_0A

3ページ目につづく

2 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

これ全部ダンス音楽ですね。ボサ・ノーヴァは例外かもしれませんが、縁側や陽だまりでポカポカして落ちついているような感じが好きで、数年前からよく聞いていますが、踊ることが目的の他のリズムと違い奥深さと上品さを感じます。
 私の場合、聞くのはメロディーと音色のみで、リズムは裏舞台に消えています。リズムを主体に聞くと、世界を幾何学で見るのと同じように、新しい音の世界が見えてきそうですね。(*^^)v

yamasan さんのコメント...

このあと黒人奴隷の音楽、ブルースの誕生、ジャズの起源、そして大ジャンルのロックと、学習ノートは続きます。
 よかったら一緒に勉強してコメントを聞かせてください。