明日は10月1日、ちょうど年度の折り返し点だ。ちょうど一年度の半分が終わったちゅうわけや。まぁそれだけならどうっちゅうこともないが、明日1日からは、ちょうど切りがエエちゅうんやろか、値上げのタイミングとなる。新聞報道によれば3000品目あまりが値上げらしい。その中にはバス代値上げも含まれている。と同時に、今日でいくつかのバス路線が廃止にもなる。小松島線の55号バイパス経由路線と石井鍛冶屋原線である。
ビンボォ人や交通弱者にはキツイ10月がやってくる。バスは平均すると2割強値上げ、でもこれは同情できるところもある。例えば、徳島駅から鴨島駅までのバス代は今日までは470円であった。それに対しJR四国鉄道の徳島~鴨島間の汽車の蒸気賃は今530円であるから、汽車の蒸気賃よりバス代が安いのである。だからそれに合わせる形での値上げならやむを得まい。
値上げもこたえるが寂しくなるのは、路線廃止や減便である。バスはわりと手ン頃やすく廃止にできる。これに対し鉄道の路線廃止は、汽車が運行中止になるばかりでなく、駅舎をぶち壊し、線路を引っぺがし、すべて更地にするから、その鉄道廃止は何とも言えない喪失感と侘しさをもたらすが、バスはそれほどでもない。バス停のポールの撤去くらいである。また、もしいつか復活したり、新路線を設ようとする場合は、道路わきにバス停のポールを立てるだけでいいのだから、道路がある限りはすぐに復活できる。だから一縷の希望をもって、またの日の復活を夢見ることもできる(まずホンなことはないだろうが)
しかしそのような感傷以上に路線廃止は交通弱者(ビンボ人で車も持たない貧窮老人)にはつらいことである。
今日限りで廃止になる石井鍛冶屋原線にお別れするつもりで、老人パスの「ながいき定期券」を使い、その路線の「石井中」バス停から「羅漢」バス停まで乗った。下はその動画と写真である。
下のバス停も今日で廃止。拡大して時刻表をみると、一日たった五便しかないが、それでもこれを頼りにする交通弱者もいるのだ。時刻表の下には、9月30日最終便をもってこのバス停は廃止します、とある。この撮影日が今日9月30日、なんとも哀愁あふれる写真である。
下のバスの行き先表示の「上鮎喰・フジイオンタウン経由・鍛冶屋原行」も今日までで明日からは見られなくなる。
2 件のコメント:
小松島線は一昨日 バスが走っているのを見ました。弱者は淘汰されます。 僕の人生ももうすぐ終わりです。😀
テルさん
今日(4日)のブログで自虐的という言葉を使いましたが、テルさん自虐的になってはいけませんよ。うんと儲かることはないかもしれませんが、生きとったら、おもっしょいことも、笑わかせられることもあります、苦しいことばかりじゃないですよ。
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