2023年3月5日日曜日

県内バス無料の日

  今日一日、高速・空港バスを除く県内の全てのバス路線がフリーとなった。遠くても徳島県の路線内であれば無料でどこでも行ける。ただし、郊外や辺地路線になると本数がぐっと少なくなり数時間に一本、いや午前午後各一本づつという路線もあるから、それを考慮しなければならない。私がこの一日バスフリーと知ったのは昨日である。県内バス会社はどことも赤字なのに思い切ったことをしたものだ。趣旨は、普段バスを使わない人にバスに乗ってもらい利用促進につなげるというものである。一日フリーにした赤字は各会社の平均一日分の運賃の上がりを見積もって県が補填するようである。

 マイカーを持っていない私には嬉しいニュースであるが、知ったのは昨日なので考える間も計画する間もない、路線の時刻表もよくわからない。まぁそんなに本数も少なくないだろう路線を利用するとしたら、鳴門公園での汐見、勝浦あたりのビッグ雛祭り、神山の梅見はちょっと遅いか、ということで鳴門公園方面勝浦川上流方面二つのどちらかにする心づもりだった。

 朝十時過ぎ徳島駅前の徳バスターミナルに行って時刻表を眺め直近に出発するほうにしようと思ったが、なんと、鳴門行きも勝浦行きも、大勢が乗車を待っている。みんなフリーバスということでわんさか出てきたようだ。バスの容量(収容人数)からみて、いわゆる、まけまけいっぱい、乗れてもつり革にしがみつき、立ったままで鳴門公園なら一時間余、勝浦・坂本なら二時間は辛抱せにゃならん可能性大である。私は持病の前立腺の病気で二時間もバスに閉じ込められたら、バスの容量云々より、私の膀胱の容量がとても持つまいと思う。

 それでどちらも諦めた。しかしバスに乗ることそのものを諦めたわけではない。横の市バスのターミナルを見ると、待つ人は日曜もあって普段よりむしろ少ない。ただ徳バスと違い市内路線のみなので長距離路線はない。でも空いている方がいいと思い、市バスで出かけることにした。でも、予定もなくどこへ?全然考えていなくて、来たバスに乗ってやれ、と最初に来るバスを待った。すると「津田海岸町行き」のバスが来たのでそれに乗った。始発徳島駅前から乗った乗客はなんと私を入れて二人のみ(途中からは少し増えたがそれでも最高で7~8人である。

 終点まで乗って少し散策した。海岸町と言いながら、それは昔の話、今は沖に埋め立てが進み(木材団地が出来ている)海はそこからかなりある。

 それでも昔の護岸の堤防や堤防沿いの松が「海岸町」であったことを示している。下は防潮堤と立派な松



 防潮堤にそって行くと旧津田港に行くが途中でひきかえした。下は津田の外港部分、見えている橋は県南へ向かう自動車道路橋、橋を渡ったところまで部分開通している。


 一時間ほどの散策で終着バス停に戻ると徳島駅行きのバスが待機していたので乗ってまた徳島駅に引き返す。


 やっぱ、徳バスで鳴門や勝浦に行かなくてよかったわ。たった津田~徳島びゃぁの間の時間でも、膀胱を空にして乗ったが(バスの向こうに公衆トイレがある)降りるときは尿意を催した。ましてや徳島から勝浦なんどはとうていガマンできん。

 さて徳島駅に着いて駅トイレを使い、また市バスターミナルに戻ると、一台のバスが止まっていた、行き先をみると「大神子」とある。今度はそれに乗った。途中、迷路のような狭く鍵形に曲がりまくった道に入り、対向車が来たらどなにするんぞい、とハラハラするような町を通り抜けた。大原団地じゃの大原第二団地じゃのと停留所をアナウンスしてた。バスの運転手も大変やわ。

 で、無事、大神子海岸についた。下は動画

 

 降りるとき帰りの時刻表を見たが、ガァ~~~~ン!なんと帰りのバスは3時間後の4時半、どうする?待つのもシンドイので大神子から歩いて日の峯の(低い)尾根に上がり、山上の遊園で少し休憩をとり、今度は小松島側に歩いて降りた。そして小松島の町から徳バスに乗り徳島まで帰ってきた(混雑はしていなかった)

 日の峯の山上遊園から大神子海岸を見下ろして撮った写真


 山上遊園は尾根なので大神子側と小松島港側の両方が見える。

6 件のコメント:

carlos さんのコメント...

津田海岸跡、大神子海岸、なつかしい。

「大神子から歩いて日の峯の尾根に上がり、……小松島側に歩いて降りた」
って、やまさんすごいなあ。大変でしたね。

県内バス無料の日というキャンペーンはとてもいいと思う。
でも基本的にバスの本数が少ないので、残念な路線もある。
次回は、そのあたりを考慮して、いっそ臨時バスとかを出すと、よりいいだろうなあ。

yamasan さんのコメント...

カルロスさんへ

 ほんとにねぇ、頻繁にあればいいけど、でもどこも赤字だから県のバックアップがなければ無理かな。市バスに乗って改めて気づいたんだけど市内の高齢者は無料なんですね。私も居住してれば対象かな。

 私は汽車利用だけど、人員削減、コスト切り下げの諸施策を見てますが、今後の継続が心配になるほど、赤字対策としてうまくいってません、5月中に2割弱値上げです、でも焼け石に水という感じで、遠からず路線によっては存廃が議論に上がるのではと思います。なんとか存続してほしいです。せめて私が生きてる間は。

 話題は変わりますが、あまり野球好き出ないんですが、WBCは楽しみにしてます。大谷なんかベビーフェイスなのにあの体、そして超人力、すごいですね、今日は阪神対日本の強化試合を楽しみにしてます、行きつけの銭湯で出入りしながら、野球好きのジイサンたちと出たり入ったりしながらテレビ観戦します。カルロスさんも見るのでしょうか。

carlos さんのコメント...

 WBC楽しみですね。
 テレビではニュース番組の半分近くはこのWBCネタに思えるほど、盛り上げようとしている。オリンピックなどもそうですが、日本がいかにもすごいんだぞみたいな番組作りは宣伝臭すぎて、ちょっと引きます。卓球やバドミントンはニッポン圧勝みたいな雰囲気だったのに、フタを開ければ、あれっ? という結果だった。

 そらそうで、大会の前に相手国、強豪国の情報がほとんどないままなんで、錯覚させられていたんだ。日本、強いぞというのはヤラセの情報と思ってないと、怪しい。

 それでも、WBCはチームというよりプロ野球の国際「オールスター」選手権と思って楽しみです。世界にはどんだけすごい「選手」がいるのか。

 日本が野球の世界一なんていうのはたいして意味ない。野球はアメリカ、日本などでは人気のスポーツだけど、実質数カ国だけのものだ。ただ非常に人気があるものだから、その技術はきわめて高度なものになっていて、おもしろい。

 と、ゴタクをうだうだ書きましたが、大谷さん、ダルビッシュさんの存在感は別格だ。本場アメリカ・メジャーリーグで一流選手というのは、やっぱりすごいな。楽しみです。

yamasan さんのコメント...

カルロスさんへ

 前のコメント通り、銭湯で浴槽と脱衣場のテレビとを往復しながら、ジイサン連中とみました。やっぱり日本人は野球好きですね。特に年配の人は、皆盛り上がってました。ちょうど私が見てたときに大谷が二回目のホームランを打ちました。期待通りで気持ちよかったです。

 しかし私は野球は昔からあまり知らないので、盛り上がりの話には参加せず、大谷のホームランでは、場違いに私一人がパチパチと拍手して恥ずかしかったです。

 浴槽の方ではよく私と話が合うマラソン好きな60代の人と、野球より、昨日の東京マラソンの話をしてました。高校時代から陸上の選手だったので、最近までマラソン大会に参加していていました。その人との話題。

●なぜ、東京マラソンで1~3位の上位独占がエチオピアなのか、エチオピアは世界最貧国の一つ、貧者でもできるスポーツのダントツは、マラソンじゃないだろうか。最貧国だから肥満傾向の人はまずいない。そしてなによりハングリー精神がある。
 またエチオピアは高地で、坂道が多く、空気が薄く、それもマラソン能力を鍛えるには一役勝っている。

 また人種的にいい遺伝子を持っている、ホモサピエンスは20万年前アフリカで生まれた。それが出アフリカで全世界に広がったが、大本の根はアフリカのエチオピアから紅海をこえてユーラシアに広がった、エチオピアはいわば現生人類が抜けてきた発祥の出口、もっとも特殊化していない現世人種の一般的な遺伝子を持っている人のふるさとである。それがマラソン体型にもっともふさわしかったのではなかろうか(これは私の独断)

 裸足ではしって世界一になったやせっぽっちのアベベを思い出しました。サッカーもボール一つあればできる貧者のスポーツを言われてますが、裸足で一心不乱に走ったアベベを見ているとサッカーよりもマラソンが貧者でもできるスポーツの第一と思いました。

 猫ひろしさんも話題に出て、湯船では私とこのマラソンマンさんと二人でマラソン談義に花が咲きました。

Teruyuki Arashi さんのコメント...

まだ、徳島は人口の割に公共交通機関があるほうですね。お体 大丈夫でしょうか?
お大事にしてください。仕事探してます。56歳で またアドバイスお願いします。
特に野球好きではありませんが、世の中が盛り上がるのはいいかなと思います。

yamasan さんのコメント...

テルさんへ

 派遣や例のバイトは行っていないんですか。安定した職がいいですけどとりあえず収入ですものね。
 私と同じ歳の人でも意欲のある人はシルバーに登録して週三回仕事してます。私にはできませんね。よほど軽作業でなければ、もっともそんな都合のいい仕事はありませんが。

 いま世は人材が不足して外国人まで雇っているようですが、人材不足も職種によるので、テルさんにマッチするものがあるかどうか、特に徳島ではね。

 40過ぎから正業に今まで就いたことのない私にアドバイスと言っても、そりゃぁ出来ませんよ、でもそれでも72歳まで生きてきたから、この意味では、私より若いテルさんはそう悲観することないですよ。まぁ贅沢は出来なかったですが。人間、日本にいる限りはなんとか生きられます。

 また元気な姿を見せてください。でわ。お元気で。