2022年1月19日水曜日

 この頃のこと

  二週間ぶりの投稿である。書く気力が一段と衰えたこともあるが、ともかく寒い!地球温暖化で冬の気温がどんどん上がっているようだが、今年は暖冬とは言えないような寒さである。そのため、北風ピィプゥのなか自転車にのってフラフラもできない。あったかいところでチジコマル傾向があり、いかにも老衰で不活発という体である。70歳過ぎると(まぁこの年齢に突入するのは初めてなので、当たり前だ!経験がない)本当に衰えが自分でも目立つようになった。年寄りの中には、気力は十分でも体力の衰えがその前にきている人もいるが、私の場合は気力の衰えが先行して、そのすぐ後を体力の衰えが追っかけているようだ。

 世はまた変異コロナの蔓延、そしてはるかではあるが南太平洋の弩級噴火、でなんとなくざわついている。変異コロナは感染爆発のわりに症状が軽く遷移するといわれていて、各国ではその証拠もずいぶん挙げられているが、日本ではマスコミを中心に相も変わらず、われら庶民を脅しまくっている。まぁワイは内心大したことはあるまいとほぼ確信している。三度目もワクチン接種券が届いてもどうしようかとまよっているくらいである。

 それよか、南太平洋のトンガ王国の弩級噴火がちょっと気になる。新聞にも載っていたがレベルは最大級噴火のフェイズから2~3くらい低いといわれているが、それでも成層圏に吹き上げられた火山灰で冷夏になり、あの平成5年ころの米騒動を心配する声が新聞に載っていた。ちなみに噴火の最大のフェイズは十万年に一度くらいの大噴火で、被害は人類そのものの生存を脅かすものである。そして次の大噴火は一万年に一度くらいの噴火で被害は一つの文明圏、文化圏が滅びるくらいの被害があるそうである、7000年以上前の姶良カルデラ噴火は西日本の縄文文明・文化を滅ぼしたといわれている。そしてその次に大きいのがヒリピンのピナツボ火山級、そしてその次が富士山大噴火である。

 ワイらは南海大地震に目を向けているが、縄文文明をすんでのことに滅ぼしかけた大噴火にも留意すべきである、一万年に一度なら直近に怒っても不思議ではない。この縄文文明大破壊の大噴火を知ったのは、ずっと昔、35年も前、日本全国をフラフラ旅歩いていたころ、桜島溶岩流にある溶岩温泉に入った帰り、その溶岩流原野にある火山博物館に入ったときである。ジオラマ、そしてよくできたその火口から吹き上がる噴煙の動き、音、などが再現されていて、視覚的にも面白かったがその説明パネルをみて、驚いた!その時から歴史好きのワイであったが、それは人類が記憶を伝えるすべを覚えた歴史時代以降の歴史であり、まだその手段のなかった縄文初期にこんな壊滅的火山爆発があり、一つの文化圏が存立の危機に立たされたなどとは思いもよらなかったからである。隕石の衝突も人類生存の危機をもたらすがそれよか、火山大爆発のほうがずっと起こる可能性が高い。

 縄文人つながりから、南太平洋の人々(トンガも含め)、ワイは親和性を感じる。ワイの血の中にある遺伝子かしらん、実際のところ縄文人はアジア北方人種より、南太平洋の人のほうに遺伝子が近いんじゃないだろうか、ある説では、南太平洋に人類が拡散したのは、台湾あたりからで、当然、台湾の原住民そして花綱列島である南西、日本列島の原住民である縄文人とつながりが大いに考えられる。確かに縄文人も太平洋諸島の人々も、結構ホリが深く、目がパチクリしていて、また体毛や髭が結構多い。そして何より類似性をワイが感じるのは温和でおおらかな性格である。(縄文人の直接の子孫であるアイヌのこのような性格は明治期日本に来た欧米人により確認されている)、アジア北方人種である朝鮮半島や華北あたりの人が、百年近く前のことを執念く恨みを忘れないのに対し、南方諸国の人はそんな執念を抱いていないように見えるし、親日的であるといわれている。トンガもそうであると聞く、噴火の被害で困っているならぜひ助けてあげたいと思う。

 二週間の間、朝、夜、二回の血圧のプロット表を作り、今日、循環器科の先生に診てもらったら、降圧剤を飲んでいるにも関わらず高血圧であるといわれた。特に朝の血圧がかなり高い。で、今日から薬を変え、一日一度は変わらないが、今まで朝飲んでいた薬を夜に変えることになった。医師は、これで朝の血圧はかなり下がると思いますと言っていたがどうだろう。私の場合、自己診断ではあるが、血圧を測ると身構えた瞬間から、たとえ家であってもググッと血圧が上昇する傾向にあるのではないかと思っている。こういう精神的に血圧上昇の原因がある人が実際いるそうだから、ワイもそうじゃないかと思っているが、本物の高血圧の場合は、放っておくと、いろいろな病気を引き起こしますよと、医師から脅されているので、まぁ、薬は当分飲み続け経過を見ようと思う。

 昨日、県庁に行った帰り、勝鬨橋交差点の信号がなかなか変わらぬので歩道橋を渡った。すると、今まで下を歩いていては気づかなかったこんなものがあった。

 『これって、スパイダーマンか?』


 上を見ていて歩いていたら、歩道橋の階段をすんでのことで踏み外し滑り落ちそうになった。また骨折入院の恐れがあった。若い時なら、たとえ一段踏み外しても骨折などには至らないと思うが、70歳過ぎた今、平地でも転倒は危ないのにまして階段だと・・クワバラ、クワバラ。

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