2020年11月3日火曜日

ジジイのブログで鬼滅の刃をどうとりあげるか?


 まずニュスが聞こえてきた。「アニメの鬼滅の刃たらゆう映画が史上空前の大ヒットらしぃぞぉ~」、内容はその時点でしらない。ジジイになってもミィハァのケが残っているので、このニュスに刺激されちょっと興味が出てきた。「いったいどんな映画やろ」などと考えていると、そうだ!4年前のちょうど今頃(11月)のことを思い出した。その時も記録破りの映画がヒットしていた。その題は「君の名は」アニメである。

 ちょうどそのころ中国の美人の先生から中国語を習っていて、先生の歓心をちょっとでも得たいという下心もあり、「シェンシェ、この日本のアニメ、北京でも大ヒットしとるんじょぉ、シェンシェ知っとるでぇ」とか、「シェンシェ、君の名は、は中国語でなんちゅうぅんえぇ?」とか質問したりして、自分で勝手に盛り上がった挙句、「こりゃぁ映画館へ行って実物見にゃぁ」と、ジジイながらアニメ見に映画館まで足を運んだのである。今思い出してみると内容は、「ほとんど忘っせた!」ということは、世間の評判ほどおもっしょぅなかった、っちゅうことか。

 あれから4年たち、さすがにミィハァ・ジイちゃんも新奇を求める気力がだいぶ衰え、何より美人の先生もいないから話題にして歓心を買う人もいない、だからすぐに飛びついて、映画館に見に走るというようなことはない。でも一年くらいたってDVDのレンタル料が100円くらいに値下がりしたら見てみようかなとも思っているが・・・しかし新聞のニュスを見るとこの話題は毎日のように載っている。

 「数日で以前の大ヒット映画の全興行収入を上回った」

とか

 「台湾では公開まえから予約が殺到してタダことなかった」

とか

 「みて、十回は泣いた」(映画を見た若い男の感想)

とか、

 その中でもこのニュスはすざまじかった。

 「(映画のキャラなのだろう)イノシシの格好して山歩きはやめてほしい、猟師が鉄砲で撃つ恐れがあるから」

 うぅ~ん、イノシシの格好をして山をウロチョロさせる力がこの映画にはあるのか?また大の男を十回も泣かせるほど感動的なのか?これらのニュスを聞いてこの「鬼滅の刃」に大きく興味をそそられ始めた。

 著作権の制限があるためだろう、ネットで見てもこの「鬼滅の刃」の動画はほとんどアプされていない。ただおおやけにリリスされているのは数分の「予告編」だけである。正式の題名は『鬼滅の刃 無限列車編』である。予告編(数本あるが)の一部を見ると確かに題名にあるように列車の内部が出てきて、画面が列車の中を流れるように突き抜けていく。どうもレトロな列車のようだ。それもそのはず、時代は大正時代。この時代設定は私の興味を強く引く。ワイの好きなモラエスはんが徳島で書いた随筆の時代が大正、ワイの親代わりの(明治生まれ)ジイチャンの青春時代が大正、他にもブログでよく取り上げたためか大正時代にはある種ロマンを感じる、と大正にはタイショウな思い入れがある。そしてナレションを聞くと「無限列車」では短時間のうちに40人が行方不明になっているという、蒸気機関車とけん引の長蛇の列車という設定も郷愁を誘うが、その中の列車ミステリというか怪奇現象もなんか江戸川乱歩風のゾクゾク感の気色を満喫できそうである。さらに無限列車では鬼が出てきてたぶん主人公と対決するという、これって鬼殺し、鬼退治伝説の話しの系譜を引くんじゃないんかしら、そうそう「鬼殺隊」というのも出てくるらしい。(エエもんかワルもんかわからんが!)

 「鬼滅の刃」の実際の内容はどうか知らんし、ここ当分見るつもりはないが、このごく短い「予告編」に込められている3つのキィワァドは私の好むブログネタでもある。(以前それに類するものは数多く取り上げた)そこでこの大ヒット作「鬼滅の刃」のオマジュとして次回から三つのブログを作ろかな、と思っている。以下の3主題である。

●「無限列車の言葉にこめられたもの」

●「鬼殺しあるいは鬼退治伝説の系譜」

●「大正ロマンの時代とは」

 ワイのブログに読者などおりゃぁせんが、まぁワイの暇つぶしとしてボチボチ書いていこかと思っている。 

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