2014年6月8日日曜日

多年生

 南山の麓にある壇の大楠へ行く坂道の周りは雑草が生い茂っている。そんな場所に花壇にあるような栽培種の花などないと思うが、今日通ったらその雑草に混じってなんとも派手で大きな花があった。坂の上まで見るとところどころにその花がある。


 皆さんもたぶんご存知の『アマリリス』だ。


 百合を赤くしたような花で、花屋さんでも商品として売られている花だ。それがこんな夏草の雑草の中に・・・・・

 この同じ位置にちょうど三年前の今頃、このアマリリスが咲いているのをブログにしましたが覚えておいででしょうか?

 ここクリック

  このアマリリスは前と同じ位置に毎年、このように咲いているのです。アマリリスの本体は一年で成長し、そして枯れてしまいます。一年の命のように思えますが、地下の部分は太い根、あるいは球根の形で何年も生き続けているのです。葉っぱや茎、花の地上部分は一年の命のように見えて根・球根の地下部分が生きていて毎年再生するこのような植物を何年も生を受けるという意味で

 『多年生植物』

 といいます。これに対して種を植えて芽が出て成長し花が開いてやがて一年以内に枯れてしまう草花を

 『一年生植物』

 といいます。

 しかしこのわけ方は草花の場合のみであって、木本植物(ようするに木)はこのわけ方には入りません。木は何年でも存在しますものね。(上記の壇の大楠は樹齢1000年ある)

 だから毎年この同じ位置に咲くアマリリスの花は種がこぼれてまた同じ位置に成長して咲いたのではなく、地上部は毎年枯れても地下の根・球根は生きていてまた芽吹いてくるというわけだ。

 西洋でも(ギリシア神話のハディスの支配する冥界は死者が行く国である)また日本(古事記は黄泉の国として死者が行くところとある)でも死んだら、人は地下へ移り住むという神話がある。しかし古事記では黄泉の国へ行って帰ってきたイザナギはその穢れから新しい生を生むのである。

 死は再生と表裏一体である。そんなことを思うとき、美しいアマリリスは一年で枯れてしまっても地下にある根・球根にその死が還元され、翌年新たな生として誕生してくるというふうにも考えられる。

 一年で枯れても(死んでしまっても)また再生する、この地下にその根源はあるのだ。

2 件のコメント:

しんたま さんのコメント...

このアマリリスのように、表面上の美しさや構造美は朽ちれば終わりですが、目に見えない所の根っこは変わらず永遠の美を表現し続けるんですね。人も同じように根っこを大切にしなければいけませんね。(^.^)~

yamasan さんのコメント...

しんちゃんの庭の木や草花はどうですか、実や花をつけてますか。以前すこし庭を紹介してくれましたがその後、実生や苗で新しい種類は増えましたか。

 今、枇杷がたわわに実ってますね。先日高知に行ったとき大きな枇杷を農産市で買って食べたらおいしかったです。

 ちょっとした庭に植えるのだったら枇杷や柘榴なんかもいいなぁ。

 あ、今、晴れてるけど雷がゴロゴロいってます。雨かなぁllll('~`;)