2021年5月21日金曜日

九年前の今日、もうみんな忘れたやろな、世紀のショーのこと

  鮎喰川鉄橋の下の鮎喰川は一昨日まで全く水の流れがなかったが昨日の大雨で濁流が滔々と流れていた。そして今日の日付けで思い出したことがある。ほぼ十年にもなる、なんと!その間、ワイはなにしよったんやろ、鮎喰川の早い濁流のように月日は私を押し流していく。


 今年は梅雨の始まりが五月中旬でそれからずっと今日21日まで雨天か曇天が続いている。そのため太陽の姿などは見えないが、9年前の5月21日は朝から薄曇りで時々雲のすきまからすりガラスを通したような太陽が見えていた。

 この日の朝、このあたりは金環食帯に入ったのである。そのため天気の具合によっては世紀のショーが見られる否か気をもんだが、下の写真のように、薄雲を通して金環食を見ることができた。またうれしいことに撮影もできた。当時のブログにアップしている。

 薄曇りで結果的には撮影にはちょうど良かった。特殊カメラを持たない私にとって、薄雲がフィルターの役目をしてくれたので普通のカメラで撮影できたのである。その日の私のブログより

 金環食前、2012年5月21日、午前7時17分


 金環食、午前7時28分


 金環食を脱しつつあるところ、午前7時41分


 太陽の前を月が横切り完全に重なる日食だが、距離の微妙な違いにより完全に月が太陽を隠す『皆既日食』と月が完全に太陽を隠し切れず光がリング状に漏れる『金環食』がある。皆既日食だと日中突然訪れる闇、瞬く星空、壮観な太陽コロナ、などのすごい現象も見えただろう。それが金環食ということで少し残念だったが、それでも普通に生きていて自分の居住場所で金環食に出会うことなど数世紀に一度あるかないかだから、大半の人は自分の人生で皆既どころか金環食も見られない。私の人生で金環食に出会えたのは僥倖といわねばならない。

 今日の新聞にこの26日夜には皆既月食の天体ショーがあると載っていたが、皆既月食などは自分の今までの人生で何度も目撃したことがある。実際に起った回数はそれよりずっと多い。毎年のように起こっているんじゃないんか知らん。

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