2014年8月27日水曜日

やめてその金を義捐金に使うても文句言わんと思うがな


 我が町の大花火大会はホントは8月6日に盛大に挙行されるはずだった。

 浴衣姿の美人が右手にうちわ、左手には金魚の入ったビニル袋を持ち、花火を見上げる!美しい日本の夏の風物詩だ。

 しかし8月6日は台風の影響で8月27日(今日だが)に延期、ところがだ!本夕からまた雨。

 それでどうなったか?

 「10月4日に延期」

 だいたい悪天で延期になった場合は順延で隣り合う日が延期された日となるが、我が町は1ヶ月近くも延ばすのだ。

 夏も終わり、秋も深まり夜風も冷たい、桜などは早くも落葉を迎えるころ、我が町の大花火大会。

 「秋花火」なんど、経験したことないが、どうじゃろか。

 浴衣姿ももう季節ではないじゃろ、と思っても、いんや、アタイは浴衣じゃと無理して着ても寒さにうち震え仰ぐ夜空は秋の星座でいたってさびしい。蛍光色を帯びた花火の光は冷たい。となりの彼氏を見ると寒さのため一筋の鼻水が垂れている。土手の草むらの虫の音も消えるころだ。コオロギの音色も途絶えがちにいっそう侘しさが身に染みる。

 ガタガタ震えがくるころようやく花火も終わった。夏でも花火のあとは格別さびしい、ましてや秋である。やり切れぬ虚しさと寒さのみがのこる。しかも秋の夜は長い。いかにせんと、お互い顔を見合せば、考えることは同じ、そうだラブホであったまって、桃色遊戯をしょ。

 しかしこのあたりは川向うにしょぼいラブホが2件あるだけ。みんな考えることは一緒でラブホの駐車場に入れないほどの長蛇の列、車の中でうんざりしながら、なが~~~い秋の夜は更けて行くのであります。

 まあ、そんな秋花火もいいかもしれないが、これだけ雨にたたられるのも何か悪い因縁かもしれないから、いっそのこと今年は中止にして、雨によって大被害を出した広島の被災地に花火の費用を義捐金として送るのはどうだろう。

 もし、10月4日三たび雨で延期になったら是非そうしてほしい。その金を義捐金に使うても文句言わんと思うがな。

2 件のコメント:

WHOchan さんのコメント...

義損金、まったくもってその通りですね。

でも、秋の花火も興味があります。

面白い情報をありがとうございます。

yamasan さんのコメント...

おっしゃる通り秋花火も格別の風情があるかもしれませんね。冬花火は見たことあるのですがこれもよかったですからね。

 夏の花火はあちらこちらの町でありますが10月の花火はめずらしいですから見物客が集中するかもしれませんね。モトさんもどうですか?夜店のイカ焼き、トウモロコシ焼きがうまそうですよ。