2022年6月1日水曜日

文化の森・文書館の町場の古写真展示会

  文書館で「町場の古写真」の展示会をやっていたので見学した。

 徳島全域の市町村の大正から昭和にかけての古写真が展示されていたが、わが鴨島町からは駅前広場完成記念式典の写真が展示されていた。昭和30年代とある。


 他にも鴨島町の展示がもう一点あったが、こちらは「鴨島大菊人形」の入場口付近、小学校低学年の時この前でうろうろしてなんとか隙あらばただで入ってやろうとしたものである。それはなぜかよく成功して無事に入れた。私の子供の頃の家はこの写真の前の道、右50m位のところのホン近くで切符のもぎりのおっさんもワイのことをよく知っていて、大目に見てくれたからだろうと思う。


 ここは広い敷地にパビリオンのような臨時のブースがいくつもありそこで菊人形展をやっていて回遊しながら見るのである。しかし入り口を入ったすぐ正面は有楽座という芝居小屋があり、菊人形期間中、ドサ回り劇団がお芝居をやっていた。ほかにも舞台では今から考えると非常に珍しい「連鎖劇」(映画と芝居がコラボした一連の演劇)もやっていた。下は別の資料から引用したその劇場正面である。(しかし昭和35年大火で焼失して以後このような大きな規模の菊人形はもう過去のものとなった)


 町場の古写真展というだけに、ワイのチンマイときの町のロウジ(路地)の写真があり懐かしさでしばらく見入った。

 夏、5円玉を握りしめ、カランカランという鐘の音をならし売り歩くアイスキャンディを買いに走った。


 ゴム跳び遊び、女の子はこんな遊びをよくしていたなぁ、男の子といえばベェゴマ、メンコなんどやっていた。ワイはどちらもまるっきりのヘタクソで、そういえばチンマイ時からなにするでもなくウロウロしていたような気がする。(いまもそうだわ!)



 キャプションに「憧れのヤングマリン」とある。たしかにあこがれの・・だったわ、成人を迎える頃、ワイもかなりサカリがついてきたが、田舎者でブサメン、かつ銭のないオイラ、もてるはずもない。でもビンボー学生にも夏休はくる、太陽、海、恋、などはこの当時の青春の輝かしいキーワード、だがそんなもんワイには全然関係ごわへなんだわ、せめてヤング(な)マリンでそれらしい青春をちょろっと舐(ねぶ)りたいと、同じような立場のあわれな友人をさそい行ったもんだわ。内実はギャルに声をかけるどころか、小学生の子供と同じように流れるプールで単純にウキウキしながら水遊びしただけじゃったわ、まったくトホホな青春じゃわ。

0 件のコメント: