2019年7月17日水曜日

今年の夏は?

 あと2~3日で夏の土用に入る(終わるのはもちろん立秋)が、まだまだぐずついた天気が続きそうであり、梅雨明けも遅くなりそうだ。ここ四国でも梅雨が長引き、半そでではちょっと寒い日が続いている。おかげで夏風邪をひいてしまった。まあそれはともかく、この分で行くと北日本では冷夏になるのではという心配も出てきた。雨年には日照不足の上、気温も低く、冷夏になるのである。
 涼しいからええわ、とも言っていられない。熱帯がルーツの稲は冷夏には弱く、実りが乏しいか、ひどくなると全く結実しなくなる。昔から東や北日本の農家のひとは「雨年に豊作なく、旱魃に不作なし」といっているが、このまま多雨低温傾向が続けばそうなるかもしれない。若い人は知らないが今から26年前の平成5年、冷夏で稲の実りが悪くコメ不足がおこり、スーパーや米屋からコメが消えてパニックになったことがあった。自炊していたおいらもコメが手に入らずあせった。店の棚に並んでいるのはタイ米のみ、主食が手に入らないので仕方ない、同じコメに違いないからものは試しと、買ってみた。長っ細い粒でいやに白っぽいコメだったのを覚えている。炊飯したが、まずいのなんのって、毎日食べる主食にできるものではない。
 これがのちに「平成の米騒動」といわれる現象である、原因は梅雨が長引き、冷夏になったことであった。しかし実際以上にコメが不足したのは、人々が不作でコメが買えなくなるのではという心理から買い占めに走ったからである。石油ショックの時のトイレットペーパーと同じである。
 東日本の低温傾向はこの平成5年時によく似ているという。もしや、また米騒動がおこるんちゃうやろか。そうあってほしくない。早く梅雨が明けてカッと太陽が照りつける暑い夏が来てほしい。暑い夏は不快だが米作にとっては必要条件である。

 そごうアミコのテラスは暑い日射除けのためにゴーヤの葉の壁ができていて照りつける暑い日には涼しそうだが梅雨寒の今日この頃の天気ではなんか陰気さがただよう。


 小さな実をつけていた。

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