2013年11月12日火曜日

冬を乗り切る生き物たち


 今日なんかは冬である。朝の寒いこと。そして昼くらいから雲が出て日も射さない。

 寒さがこたえる。

 今日のお題は「冬を乗り切る生き物たち」だがこの生き物の中には人間、もちろんワイも入っている。

 万物の霊長たる人でこれだけ進化した世に生きて、なにが冬を乗り切るだ!おおげさな、と思われるかもしれませんが、ちょっと心配している人たちがいます。

 今日から某図書館は秋の曝書で10日間の休みに入りました。この図書館、某デパートのあるフロアに2年前に新しくできました。

 雑誌コーナーは飲み物自由、開館時間は午前九時から何と午後九時まで、清潔で快適なソファーや椅子、温水がいつも出る洗面所(冷たい飲料水飲み場も別に作られている)、そしてトイレはウォシュレット洗浄便座が設けられています。

 「これって、まるでホテルの一階フロアとおんなじだ」

 こんな快適な図書館だからか、できた二年前から、ホ○○○スな人たちが四六時中(つまり午前9~午後9時)たむろしています。ロッカールームには畳の大きさくらいある彼らのキャスター付き荷物が置いてあります。

 みんなわきまえた人たちばかりで、おとなしく新聞雑誌や本を読んだりして、迷惑をかけずに長時間過ごしています。

 しかし、冬になった今日、この図書館は長期の休みに入りました。夜なんかはグッと気温が下がります。夜九時まで快適に過ごせたのに、どうするんだろ。

 前に市役所に勤めている友達がいるので、彼に言いました。「冬寒いとき、彼らの為に何とか収容施設なんかはできないのか、命にかかわるぞ。」しかし友達曰く、そういう施設はちゃんとあるそうですが、彼らは利用しないとのことでした。

 いま午後3時半、気温はぐんぐん下がっている。みんな、どうしているんだろ。季節の中でもとりわけ冬は厳しい。乗り切るのは大変だ。家はなくとも何か工夫はあるのかなぁ?

 などと考えつつ、蔵本駅に来ると、

 「おお、ここにも冬を乗り切る生き物がいた」

 ノラ猫たちである。
 
 短毛種の多い日本の猫にあってこいつは長毛種、こいつ数年前から知っているが、夏は毛が長いので弱り切って今にも死にそうにやつれていたが、寒さには強いのか、毛並みふさふさ、元気よく日向ぼっこをしている。

 短毛種はいかにも寒そう、体を丸めてじっと動かない、陽だまりのできる石垣の前にいるが無情にも日が陰っている。

 このノラの中に雄猫の憎々しいのがいる。人にはなつかず、体の大きいことをいいことにここらあたりのボスである。子犬くらいの大きさがある。
 でもやはり寒さには勝てないのか陽だまりの石垣前で毛を逆立て日向ぼっこをしている。

 正面から撮ろうとすると「うぅぅぅ~~」とか言って威嚇してくる。たちの良くない猫だ。

 哺乳動物は寒さに対処するため寒冷地では暖かいところにいる近縁種に比べ体が大きくなるそうだ。例えばクマ類で一番大きいのは北極クマだ。狐もオオカミ類もそうである。

 これは二乗三乗の法則、またはベルクマンの法則ともいう。

 極めて簡単に言うと、寒さに対処するためには放熱量を抑えることが必要である。そうすると体の表面積は小さいほうが有利である。一方、体の熱生産量は体重の重いほうが大きい。前者は体長の二乗に比例し、後者は体調の三乗に比例する。ということは、体を大きくする方が有利というわけだ。

 同じ個体種なら、できるだけ体を丸め、表面積を小さくする方が寒さに対処できる。上図の猫もみんな丸まっている。

 そういえば今朝のワイも・・・・・・・・

2 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

ペルシャ猫は好きなので、飼いたいような気もします。
外は寒いみたいですね。山奥で自転車事故で垂れ落ちて足を骨折し、携帯が無ければ今ごろ御臨終でした。
昨日の大手術で一応骨はボルトでつながりました。(^_^)/~~

yamasan さんのコメント...


大手術の後なのに普段と変わらぬコメントを頂きましたが大丈夫なんですか。痛みや発熱はないんですか。
 患者のことをペイシェントって言いますが、英語の意味は「患者」とともに我慢強い、忍耐強い、という意がありますが、しんちゃんはまさにペイシェントですね。

 私も主治医から「やがては手術せなあかんよ」と言われてますがしんちゃんのように冷静にはなれません。どないしょう、(ーー;)