2012年8月2日木曜日

目にはさやかに見えねども


 夜の8時半ごろ外を歩いた。夜気は気持ちよい。

 日中も暑いことは暑かったが、湿度の低い、からっとした暑さで蒸し暑さはなかった。あと5日で夏の土用も終わり、立秋を迎える。どこかからなにかしらの秋の気配がただよってきてもよい頃である。

 昔の人は言ったものである。

 『土用半ばは秋の風』

 今夜は、夜空も澄み、おまけに満月を迎えている。先月の満月は赤っぽかったが、秋も近いのか今宵の満月は皓皓としている。

 町並みが途絶え、草むらの道に入ると、 どこかからかリーリーリー、と虫の音が聞こえてきた。今年初めて聞くコオロギの声だ。

 秋きぬと目にはさやかに見えねども、秋は夜、そして朝、しのびよってきている。

2 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

やっと涼しくなるんですか、いいですね!まだまだ暑さが続くと思っていたのですが、そのようなお知らせを聞くとほっとします。文系の人は言葉で涼しくなれるのでいいですね。(~o~)

yamasan さんのコメント...

天然の涼しさがいいものですね。電気実習室は寒いくらい冷房をガンガン入れています。ガタイ系の男が多いので暑がりなのかなぁと思います。寒い思いをしてるのは私だけかも。長袖のデニムの厚手のシャツを持ち込んでいます。