2023年10月25日水曜日

今日の新聞ニュースから

  最近の若い衆(ワカイシ)は紙媒体のメディアはあまり見ないのだろうが、ジジイの私はいつも行く図書館で主要な新聞5~6紙も読んで、ニュースを得ている。ネットやスマホあたりから得られる情報よりは新聞のほうが(比較的だが)正確ではあろう。また新聞は各紙によって政治的スタンスが割とはっきりしているのもよい。A紙やM紙は左寄り、それに反してS紙は右寄り・保守、Y紙は真ん中よりやや右だろうか。どの新聞も(批判的に)全部目を通しているが、私が感じる中立的な新聞は経済が中心の(しかし文化・政治・スポツ、三面記事・事件も含んでいる)NK紙であろうか。

おっ、また金のばらまきか

 今日の各新聞のどの一面にも載っていたのが政府の新経済対策である。目玉は二つ、4万円の減税(一人頭)住民税非課税世帯・低所得者層の世帯に7万円支給というものであった。いかにも政府与党の人気取りのような付け焼刃的な施策のような気がするが、しかし貰えるとなれば拒否する理由はない。かくいう私は低所得者に入り、もしくれるとすれば7万円の支給対象である。

 諸物価の値上がりには最近ほとほと困っている。物価上昇率は公的にはまだ10パーセント以内だが、エンゲル係数の高い(食費に占める割合が高い)私なんどは、食品の値上がり率は15パーセントになっているのではないかと思っている。そのためわずかな年金は実質どんどん下がるに等しい。そのためいくらかでも現金支給はありがたいが、ちょっと考えればそのような現金バラマキはますます政府の金融財政に悪影響を与え、さらなる物価上昇、年金の実質的切り下げをもたらすであろう。だが、お上がくれるなら頂戴する。

パンパカパ~ン、日本四位に転落

 やっぱりな、という感想である。今日の経済ニュースに、日本のGDPが、どこのドイツにか、抜かれてしまって4位に転落した。衰亡の兆しは20年も昔からあったが、いよいよこれからは(GDPに関して)地位転落が毎年のように起こるだろう。一人頭のGDPが上位ならまだそれでも良いが、なんと一人当たりでも34位まで転落してしまった。台湾に抜かれ、おそらく韓国にもここ数年で抜き去られるのではないか。

 これに関してはワイはそう悲観はしていない、今、日本の一人当たりの年間所得はドル換算で3万4000ドルである(日本円だと510万円)くらいだろう。でも私の年間の所得はいうも恥ずかしながら国民年金の満額78万円(年間)びゃぁであるから、510万など年間貰えたら夢のような話である。ワイとしては「何をガタガタ騒んぎょんぞい」、ちゅう感想である。だから「ちょびっとびゃぁ減ったくらいで、どうっちゅうことないわ」。という感覚である。家も着るものの古いながらあるため、ワイが生きるのに必要なのは食料のみである。その食料もいよいよ買えなくなるくらい貧しくなったら、その時はワイの尻にも火が付くが、そうなりゃぁ、国会前まで這っていって、餓死してやる。

T型フォード

 ローカルニュースにこんなのがあった。徳島工業短大の学生たちが町工場の整備のおっちゃんの助けなどを借りながら「T型フォード」を復活させたという話である。


 

 モバイル(移動)携帯(多機能のスマホなど)の大発達はここ20年びゃぁの加速度的進化だが、自動車は150年以上の歴史があり、その基本的な形態や機能は変わっていない。ドイツのダイムラーはんが開発したが、最初は金持ちの娯楽スポーツ的な使用が主だった、それをワイら一般庶民も普及させるようにしたのがアメリカのフォードはんだった。これももう100年以上前になる。流れ作業による自動車の大量生産(ライン)、そして工場で働く従業員も買えるような新車の値段、そしてそれに見合う従業員の給料を保証、あるいはベースアップで報いる。これは車を持つ近代大衆社会のコアな経済システムである。先頭を切ったのは1920年代のアメリカだが、その後、欧州、日本、と続き、今や中国、東南アジアに、大衆所有の車社会が実現した。その嚆矢となるもっとも初期型の大衆車がこのT型フォードである。

 車、いいなぁ、雨だろうが、夜だろうが、どこでもすっと飛ばして行け、横に愛する人なんど乗っけて走りゃぁ気色よかろう。でも、上にも言ったようにお上のお恵みを待つビンボ人のオイラは車は持っていない。まぁ半分ボケたワイのようなジジイは持たないほうが世のため身のためかもしれん。

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