2023年5月14日日曜日

今回は結局行けなかった「弥谷寺」札所71番

  せめてミニ四国八十八ヶ所参り、あるいは数ヶ寺を限っての遍路(これが遍路といえるかどうか問題だが)をやろうと思っていることは前に話した。次に行きたいと思っているのはまだ一度も行ったことのない讃岐の「弥谷寺」である。そう高くはないが弥谷山(382m)にある。ここは全山寺域といってもいい広い寺で古くからの密教寺院らしく、各所に護摩堂も含めたお堂、塔頭が散らばり、山のアチラコチラにたくさんの石仏があり、数え切れないほどの梵字や名号が彫られた崖、また四国では珍しく磨崖仏の釈迦三尊像もあるという。あらかじめ寺の説明や写真なんかを見るといかにも霊験漂う聖所の雰囲気を醸している。、また密教美術や密教の歴史好きには是非行ってみたい寺院である。

 山であり寺域が広いので少なくとも3時間は参拝に確保したい。ただ讃岐にあるのでこちらを早朝出たとしても駅(みの駅)着くのは午前十時、そこから歩いて弥谷寺口まで一時間、それから三時間寺域を参拝し、また一時間かけて駅まで、そして後は乗り継ぎひたすら帰るだけ、徳島駅着が午後7時台、山歩き三時間、駅往復歩きで二時間、でも帰りは鈍行列車で4時間だからこの間は列車でくつろぎ休める。まぁこれならジジイの私でも行けそうである。なぜ特急で行って往復の時間を短縮し、あちらでの滞在時間を長くしないのかと思われようが、できるだけ金をかけずに回るのが修行の一つと心得、その実、貧乏でできるだけ金を節約したいと思っている。ので切符は四国内一日鈍行乗り放題で2200円のお得周遊切符、だから特急には乗れないし、また仕えるのは休日(土日、祝日)のみとなっている。

 そのように胸算用で行こうと決めたのが連休前だった。連休はこの周遊切符が使えるが連休中は乗り物も含めどこも大満員であるので、敬遠して連休が終わった昨日・今日の土日のいずれかに行くことに決めていた。ところが昨日今日と雨、以前太龍寺の急坂をドすべって足の骨をベシ折ったこともあり、小雨でもぬかるんだり滑りやすい山坂を歩くのは危険なので、結局止めた。

 じゃぁ来週の土日はと、思うが、どうしてもこの土日に行きたかった。それはJR四国の切符が十数年ぶりに値上げされそれが今月の20日(土)なのである。前の値上げは3パーセントびゃぁだったが今回は大幅値上げで20パーセントも上がる。今度の土曜日から上がるのである(ただし前日までに日を指定して買えば一ヶ月以内なら前の運賃が適用される。)諸物価値上がりでこれも仕方ないと諦めなしゃぁない。でもこの雨で当分行く気も萎えてしまった。

 江戸時代中期の弥谷寺(山全体にさまざまな密教の聖所が広がっているのがわかる。阿弥陀三尊磨崖仏も崖壁に彫られているのがわかる。

磨崖仏と本堂の拡大図(本堂・観音堂の右の山の崖に三尊像と名号などが彫られている)

 下が弥谷山鳥瞰図

2 件のコメント:

Teruyuki Arashi さんのコメント...

信仰心が深いですね。昨日、母を耳鼻科に乗せて行って待ち時間 図書館に行きお探ししましたがいらっしゃらなかったです。残念。
20日からJR運賃が上がるそうですね。僕も地蔵橋からだと220円が280円に上がるそうです。結構な上昇率です。価格を上げてもあまり効果はないと思いますが
日本は少子高齢化で、四国はほかの地域に比べても一段と人口減少が進んでいるみたいなので 昔に比べても活気が徳島はありません。食品も毎月のように上がり6月から電気代もあがるので大変です。ご自愛ください。

yamasan さんのコメント...

テルさんへ

 物価値上がりはときたまあるが全般にわたって10~20パーセント以上の大幅値上げというのは近来ないですね。ホントに困ります。わずかな年金しかない身にはお手上げです。どうしてやっていこう?この歳で今更仕事か?健康だと年齢にかかわらず仕事をやればいいんだろうけど、このごろ頓に体が弱ってます。
 テルさんは物価上昇に見合うだけ仕事の収入は増えましたか、だいたい物価が上がる時って賃金は遅れて、それもチョビッとびゃぁしか上がらんのが一般的、だから困る人が多いんじゃないかなぁ。