2021年4月25日日曜日

椎の宮はんのツツジ

 眉山山系の山すそを少し登ったところに椎の宮さんは鎮座している。本参道は立派な石段であるが、わきにだらだら道の参詣道兼遊歩道があり、本殿までの斜面にはほぼすべてツツジが植わっている。そのためツツジの時期には鮮やかなツツジの花の色で山すその斜面がおおわれる。

 椎の宮はんのツツジは今日この頃が満開か?いやちょっと遅いかもしれないと出向いた。藤の見ごろの時期が早まったことで予想できたことではあるが、やはり満開は過ぎつつあった。ほとんどの花は開ききっていて中には萎れ黄ばんでいるものもあった。しかしかろうじて見ごろに滑り込んだようだ。

 本殿前で若い宮司さんとお話ししたが、やはり、年々はやまってますなぁ、と言っていた。宮司さんは近くで取ったのであろうか、多量のタケノコを小袋に仕分けしていた。聞くと神社隣接の竹やぶで取ったとのことである。多量なので私が「市場にでも出すんぇ~?」と聞くと、いえいえ、氏子さんに配るとのことであった。

 「あぁ、とれたてのタケノコ、うまかろうなぁ~」

 本殿に参拝したとき辺りから栗の花の匂いがした。そういえば栗の花の香って、新鮮なタケノコの皮をむいたときの匂いとよく似ている。そして中学以上の男子なら当然わかると思うが栗の花の匂いは精液の匂いにもにている。

 大昔まだワイが高校一年の純情少年だったころ、5~6人の男子の同級生とやはり山すそを歩いていた時、この栗の花の香りが強くしてきた。そのときは栗の花の匂いとはわからず、心ひそかにこの匂いは精液の匂いによく似ているなとおもったが、恥ずかしくてそんな感想は同級生の前で口には出せない。みんなも思っていたはずだ。そのとき、その中の一番ませていた同級生が

 「あ、センズリの匂いじゃ!」

 といったのにはみんな顔をみあわせて瞬時の沈黙の後、大爆笑した。

 ツツジの道入口


 上の展望の良いところから眺めたところ


 動画

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