2021年9月6日月曜日

しばらく入院してました・骨折を固定していた金具をとった

  ちょうど一年前足首を骨折し、骨折した骨を固定するため金具を挿入する手術を受けた。そのときは一週間弱入院して退院したが、さて、その異物である金具は体内に残ったままである。しかし医師の言うには、半年が経過して十分骨接ぎができたら、金具は取ってもいいしそのまま半永久的に(つまり死ぬまで)入れておいてもよいとのことである。そうは言われてもどう判断するか迷う。さらに医師に聞くと何かの不都合を感じて取る人もいるし、たいていは特に問題なくそのまま残す人が多いそうである。

 手ンごろやすく「取ってもいい」っつうたってもちろん足首の切開手術をまた受けにゃぁならん。手術こりごりの私としては早々と残すことに決めていた。なんか不都合があれば、しゃぁないと思っていたが一年たって不都合は感じなかった。ただ手術後の傷が少し凸凹して痕跡が残っているのが気にはなったが。

 ところが先月の終り頃、風呂に入って踵や足首をあかすりでごしごしこすっていて傷跡を少し傷つけてしまったらしい。傷はもちろん治っているのだが皮膚が凸凹しているので少し擦りむいたらしい。それがいけなかったのだろう、足首の皮膚が薄いうえに下に金具も入っていて血流も十分でなかったのか、化膿して赤くはれてきた。最初は擦り傷くらいと思い自分で薬をつけて治そうとした。しかしちょっと治りが遅いのが気になっていた。そして数日たった夜中、トイレに行こうとスリッパをはいたらスリッパに糊でもついたように足裏が粘りつく、明るいところで見たら足の裏は血がべっとり、シーツにも血がついている。その化膿した跡からジュクジュクと出血してそうなったのである。

 翌日、整形外科へいってみてもらったが、化膿しているのでやはり金具は取ったほうがいいとのことで、いやいやながらまた入院手術となった。手術自体は大したことはないのだが持病を抱えている私としては術後の発作が気になっていた。もちろん執刀医にも伝えてあったがやはり術後発作が起こり、夕方終わった手術のあとから次の日の明け方まで大変苦しい思いをすることになった。もう思い出すのも嫌なので具体的には言わないが、なんとか乗り切り、二日目からは平穏で退屈な入院生活となった。そして今日、めでたく退院となった。数えると10泊の入院となっていた。初めの骨折入院より長くなった。

 取った金具は記念にもらった。


 死に病にたった一度だけそれもごく短く入院して大往生するのがいいと思っていたが、去年今年と連続である。歳ぃいって多病になれば、死ぬまでに何度入院するだろう、嫌な予感がしてきた。できたら入院などしとうはない。
 
 十泊した病室のベッド

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