2019年8月20日火曜日

鳴門大谷の東林院に行ってきた

 言い伝えによれば奈良時代の天平5年(733年)に行基によって建立されたとされている。東林院は鳴門市大谷の撫養街道から少し山の方に入ったところにある。本堂には御本尊の薬師如来さまがまつられている。

 本尊に隣接した本坊には愛染明王と弥勒菩薩さまがまつられている。どちらも秘仏ではないのでそのお姿を拝むことができる。下は公開されている弥勒菩薩で平安後期の作、ヒノキの寄せ木造りで、彫りが浅く温和な表情をしており、全体に金箔が施されています。丸顔でなで肩、体つきが丸みを帯びているのが特徴です。国指定の重要文化財となっている。

 本堂・本坊の隣には種蒔き大師堂がある。

 境内に沙羅双樹の木が植えてあった。

 この東林院のすぐ横には宇志比古神社がある。江戸時代は寺もこの神社も一体化していてこの辺り全体が神仏習合の霊場だったのだろう。狛犬さんの前足がずいぶん長く、ちょっとユーモラスな感じがする。

 ここから数百メートル南西には土御門上皇の御火葬塚もある。

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