2010年10月22日金曜日

中世の武士の服装(編集その1)

 武士の服装は、当然ながら戦いやすい服装であるのが基本であるが、江戸期も中期以降になると武士もサラリーマン化し、戦いの機能は重視されなくなる。
 その点中世の武士の服装は戦いのために極めて適した服装である。直垂というのであるが、中世でも少しずつ変化してきている。最も完成された姿は室町時代の後期である。
 江戸時代は裃が一般化したが、それでもこの当時としても武士の最上位の式服は直垂であり、徳川の将軍宣下のときの式服は直垂であった。
 私は鎌倉時代の直垂姿の武士が好きである。りりしさの中にも草莽のたくましさ、野性味が残っている姿が大好きです。この図は13世紀の武士、「一遍上人絵伝」から頂戴したものです。怒って今まさに刀を抜こうとしているところです。中年のオヤジみたいであまりカッコ良い姿ではないかも知れませんが、武士は戦うのが本職です。強いのが、そしてその上に正義なのが美徳なのです。
 直垂姿の若武者、みたいなあ。タイムマシンでもなければ無理だろうな。強くて、正義で、女性に対してはシャイで、少し禁欲的で。りりしいだろうな。
Mさん、Oさん、Bさん直垂着ませんか。かっこいいよ。それから女性のTさん、壺装束で虫垂れの絹の恰好、いいよ。みんなで着れば、京都時代祭。祖谷の平家祭。  

3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

yamasanさんは中世がお好きのようですね(^U^)

トシ さんのコメント...

着物も、関東大震災だったと思いますが、震災の影響で着物が廃れたという話も聞いたことはあります。

ワンピースファン ルフィと仲間たち さんのコメント...

江戸時代中期は、武士の階級や役職により、変わったのでしょうか?
戦がなくなり ある意味平和な時代に入ったころだからでしょうか?