2020年3月23日月曜日

桜がぼちぼち

 前のブログで武漢ウィルスを話題にしたが、その時はわが日本は日を追って(鼠算式に伝染するため)爆発的に(これまた難しい言葉で言えば幾何級数的)に感染が広がり、これからどないなるんやろと思っていた。しかし前回のブログから三週間余り、幸いなことに日本は級数的な増加にはなっていなくてちょっとホッとしている。とくにワイの住んどる四国阿波の国はプリンセス号で感染して下船し地元に帰った一人だけであるから、実質今日まで0人で推移している。

 それに反して、前のブログをアップした三週間前はヨーロッパの感染などブログのテーマにもならんくらいのもんだったが、いやぁぁ~~~、時の流れとはすざましいもんでんな。欧州の感染爆発の状況特にイタリアなんどを見ると怖気をふるうような状態になっている。

 武漢ウィルスの影響も多少あって(ほとんどは老化による出不精なのだが)外をふらふら歩く機会が減っているが昨日今日とわりとあったかい日が続いたのでちょっと南佐古から鮎喰あたりまで自転車でフラフラしてみた。染井の吉野はんもいつのまにやら開花が始まり、ほとんどが2分咲くらいになっており、日当たりの良いところは見たところ満開に近い染井吉野はんもいてはる。

 下は南佐古の古刹にあるハヌマーン神(猿神)さんと桜。

「猿神さん、猿神さん、どぉぉぉ~~~ぞ、流行り病がおさまりますように、マンマイサン、アン」

 ワイは図書館が好きで毎日通い、時間を過ごしていたが、武漢ウィルスの蔓延が心配されるようになると、ここの新聞室と雑誌室が危ない!ここはちょっと・・・・あんまし大きい声では言えんが臭い、そしてみんなが密集して座っているうえに換気も悪い、マナーが良くない人も多い。マスクをしないで咳やクシャミをするなんどというのはまだ可愛らしいほうで、中には豪快に大きくクシャミをし、「ブワァァクショヨ~~~ン~~エ~~~~イ、クソ、コリャァ!」と、民謡のような合いの手を入れるくらい傍若無人にクシャミをしている。わざとちゃうか、と疑いたくなる。そんなわけで、ワイは図書室には本の貸し借りに行くが、雑誌室、新聞室からはできるだけ遠ざかって短時間で済ますように行動している。幸いなことにわが県では感染者がチョロチョロしているわけではないが、もしこの新聞雑誌室に一人でもいわゆるスプレッターがあらわれれば爆発的に感染するかもしれない。新聞雑誌室の利用者は圧倒的に老人が多いから、そうなりゃ死人が出るかもしれない。

 そんなことを考えつつ、昨日も短時間で済ませるつもりで図書館に本の貸し借りに行ったら、その新聞雑誌室から図書館ではありえないような怒声罵声が聞こえてきた、周りもざわついていて何事かと遠回しに見ると、常連の爺さん二人が取っ組み合いの喧嘩をしていて、ののしり声を挙げている。シバキ合いもしたようだが私が見た時は、駆け付けたガードマンと図書の係の人に止められていたので殴り合いはかろうじて中断していた。しかし怒声は収まる様子はない。聞くと

 「ワイは首を絞められて殺されそうになったんぞ、どないしてくれるんな。みんな、見とっとやろが、ほら防犯カメラ確かめんかい」

 と、これは一方がガードマンに食ってかかっているのだろう。どうも収まる気配はない。そのうち警官も駆け付けた。二人とも事情聴取に交番に連れていかれてようやく静かになった。半分冗談ではあるが図書館では武漢ウィルスで死人が出る前に喧嘩で死人が出るかもしれんなと思った次第である。ますます図書館に行くんが嫌いになったわ。

 そうそう図書館のロビーには廃棄処分にする図書の本を「ご自由にお持ち帰りください」というコーナーがときどき開設されている。たいていはショウムナイ本だ。数年前発刊の婦人画報だの、たまごクラブだのの古い月刊誌が多いがたまに、小説、教養書もでる。昨日はかなりたくさんの廃棄処分の教養書が出ていた、廃棄といってもボロボロで読みにくい本のような体裁のものは一つもなくどの本もきちんとしている。ズラズラと見ていて、私が目に留まったのは下の一冊。早速、この一冊をもらって帰った。(廃棄処分本なので図書館名やバーコードは消してある)

 これから読む予定です。この著者、ご記憶ご存じありません?いまテレビで引っ張りだこのおばさんです。武漢ウィルス関連のワイドショーで大人気の感染症専門家です。見た目は小料理屋のおカミみたいですけど感染症の医学博士だそうです。任天堂大学医学部大学院出と経歴には載ってましたわ。パラパラ見ると中高生向けの(ジュニア新書なので)本なのでわかりやすく面白く感染症を解説してあるみたいです。期待してこれから読んでみます。自由にお持ち帰り本なのでわが本としてゆっくり読めますわ。

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