5月22日、道なき岬を回ってきました。
陸地の海に向かって伸びている突端は「岬」と言う。この日行ったのはあまり知られていない、そして岬めぐりが難しい岬でした。その名も「大磯崎」、大きな岬ではないが、灯台もある立派な岬です。岬めぐりが難しいと言いましたが、鳴門のサイクリングロードがこの岬近くをかすめ、横切っているので、その道を行けば、まぁ、岬めぐりしたと言えるのでしょうが、突端までいって巡ってくるのは道もなく、磯伝いに行くしかありません。足場となる岩礁をあそこここと見つけつつ、大股で行く、あるいはポンと次の岩礁に飛び移る、しかも大波なんどを避けつつ行かねばならないのでちょっと大変です。だから普通の人は近くを通るそのサイクリングロードを行って岬まわりをしたことにしているのです。(ただし磯釣りの好きな人には良い場所見られていて突端の磯に行く人は多い)
まずその大磯崎といわれる岬を見てみましょう。
鳥瞰図とサイクリングロードの案内図も添えておきます
岡崎でバスを降りてサイクリングロードをテクテク歩き、磯に下りて岬を回り、再びサイクリングロードから農道を入り、りゅうきいも(琉球芋)畑(鳴門金時という品種を栽培している)が延々と続く道をさらに歩き、市街に入り市役所前でバスに乗るまで約8km歩きました。
サイクリングロードから浜に下りたところ、ここらあたりは小砂利の浜が続くので比較的歩きやすい。向こうに白い灯台が見えているがあの真下あたりが岬突端となる。
今、四国巡礼が国内ばかりか海外でも有名となり、巡礼に行く人が多いが、少なくとも道と呼ばれる通路を通る、しかし四国遍路の原型となった中世の、四国辺地を行く遊行や修行は、このような道なき磯を苦労しながら歩んだのである。上のような磯をずっと行かねばならぬ室戸岬巡りは大変だったろうなと思う。往古の四国辺地巡りの苦難をこの日はホンのチョッピリ味わった。(四国辺地はシコクヘチと読み、ヘチ・辺地巡りが、遍路・へんろ、と呼ばれるようになったようである)
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