今日、鳴門市瀬戸町堂浦の日出湾に面した日出神社へ行ってきました。以前は私はこの神社のことは全く知りませんでした。数日前に地元紙に「海に入る参道をもつめずらしい神社」としてこの神社が紹介されていましたので知ったのです。興味が湧いたのでいつか行って見ようと思っていましたが、昨日の大雨から一転、今日はからりと晴れ、比較的涼しい朝を迎えたので出かけました。鳴門駅から讃岐引田行のバスに乗り、小海口(おうみぐち)というバス停で降り、2km強(2.5km)歩いてお参りしてきました。
国道11号沿いにあるバス停から右に折れて、鳴門スカイラインへ行く道を歩きます。ここらあたりは11号から鳴門スカイラインへ続く道なので、ドライブする恋人たちが多いのでしょう、バス停からちょっと歩くと繁盛しとりげぇなラブホテルがありました。ラブホの名前は「アヒアヒ」です。思わず笑ってしまいました。
「アヒアヒじゃのうて、よがり声のアヘアヘじゃないんかぃ」とつっこみを入れとうなりました。
またバス停の近くには櫛木浜という海浜がありますが、ここは今から110年びゃぁも前、第一次世界大戦で(中国の青島戦で)捕虜になったドイツ兵捕虜が海水浴をした浜だそうです。草に埋もれかけてましたがこんな看板が立ってました。
歩き出してしばらくは海は見えず、四方小山に囲まれたのどかな田園の中を歩きました。トンビがゆったりと滑空していました。左下山際、胡麻粒のようにしか写っていませんが見えるかな?
20分くらい歩くと日出湾(ひゅうでわん)が見えてきました。
湾に沿った道をさらに歩くと日出漁港に行く道が、スカイラインから分岐しています。少し歩くと日出神社がありました。
なるほど!鳥居からでた参道は石段に続き、そのまま海に入っています。
漁村の小社ではあるが、参道が海に向かいそのまま海中に入っている神社は、ここ阿波ではめずらしい。海に関係する神、あるいは女神かと思ったが、そうではなくて五体ある地神さんの中の大己貴命(おおなむちのみこと)と少名彦命(すくなひこなのみこと)の二柱が御祭神である。いまから350年びゃぁも前、この付近に毎夜怪炎が出るのを村民が恐れ、方3尺の神殿を造り地主神を祀ったのがこの神社の始まりと伝えられている。
下が動画です。