2012年4月9日月曜日
今日のググルのロゴから
ググルの日替わりのロゴは世間にあまり知られていない偉人を紹介するのに役立つ。前は「ヘルツ」でこれは私のブログに以前とりあげたが
これクリック
今日はエドワード・J・マイブリッジである。ググルのロゴを2回クリックすると業績が書かれているが、まあ読んでもあまりぱっとした大発明大発見ではなさそうで、ああ、そう。で終わりそうであるが、よく読んでほしい。
コツコツした努力と仕事の結果、高速度で動く被写体を瞬時に撮影するカメラ、フィルムを作ったのである。写真が発明されたばかりの19世紀中期にその技術を開発するのは容易ではなかったに違いない。しかし小さな改良の積み重ねで成し遂げたのである。天才肌の発明家ではなく努力型の偉人である。日本の優秀な技術者に多いタイプであろう。
じゃあ、その「高速度で動く被写体を瞬時に撮影するカメラ、フィルムを作ったのである。」ことがなぜ、そんなに重要なのか?
それは、この技術の上に「動画」・「活動写真」・「映画」(いろいろ言われるが)の発明があったのである。映画の発明はリュミエール兄弟とエジソンに帰されるが、このエドワード・J・マイブリッジの「高速度で動く被写体を瞬時に撮影するカメラ、フィルム。」の業績なくしては映画はできなかったのである。この技術の上に映画はあるのである。
いま動画は誰でも作れ、扱えるものとなったが動画のそもそもは「活動写真」、映画である。その映画の産みのそのまた親がこのエドワード・J・マイブリッジなのである。
昨日、今日と、私は続けて2本の動画を作り、ネットに載せた。
私が子供の頃、テレビも稀であり、動画は映画館で見るものが主であった。50年後、私がその動画を自分で製作し、おまけにテレビのように世界に向けてユーチューブでオンエアできるとはその当時、夢想さえしなかった。
この50年の信じられないような動画の急速な発展の歴史は私が生きていた期間だけにリアルである。その動画の歴史のルーツを訪ねようとするとき、今日のググルのロゴは私に意外な動画の発明の偉人を知らしめた。
いい勉強になった。
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2 件のコメント:
私も、この人知りませんでした。現代は、沢山の人の発明で成り立っているんですね。感謝します。(^^;)))
しんさまも技術分野にいたから、こういう努力型の技術者には好感が持てるんじゃないですか。
この人、でも私生活では殺人事件の容疑者として起訴されてますね。技系の人にしてはドラマチックな人生ですね。
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