2012年4月25日水曜日
新人運転手と藤
今日は朝から黄砂の影響で晴れているには違いないのだが、まるで曇りのような天気であった。その白っぽい大気も変化をみせないままそのまま曇りから夜になって雨になった。
今日のブログは昨日列車に乗ったところから始まる。
列車に乗ると若い運転手さんが大声を張り上げて指さし確認をしている。横には教官のような年配の人がいて、ボードに挟んだ書類にチェックをしている。
「これ、仮免練習中か?」
思わず近寄って見てみる。わたしは好奇心いっぱいで見ているが、若い運転手さんは緊張しまくりで私のことなど全然眼中にないみたいである。
昔、自分が仮免で教官を横にのせて自動車を運転したことを思い出した。
「でも、仮免で、お客を乗せてうんてんするかなぁ?」
しかし、確か自動車の仮免も教官を乗せていれば、同乗者を乗せても構わないはずだ。
「そうだ、思い出した。仮免の最終検定の時、検定番号が次の人を後ろのシートに乗せたっけ」
ということはこれ、列車の仮免検定かな。
もう少し見ていたい気もしたが、今日は石井駅で降りた。藤の写真を撮るためである。この石井は藤の名所、駅のすぐ近くに「地福寺」がある。
まず駅で降りるとホームの美しい藤が目に入った。
八重桜から藤を見る
地福寺に行くが、残念ながら藤棚の藤はまだつぼみで見られたものではない。大きな鉢の藤はきれいに咲いて垂れ下がっていた。
地福寺の藤はこの週末からゴールデンウィークにかけて見頃を迎える。藤祭りもここを会場に行われるようなので、良かったら見に行ってください。
帰り、駅のホームの藤棚の下にしゃがみ藤を見上げながら写真を撮った。
藤は我々にとっては今の時期どこにでも見られる日本原産のなんでもない花だが、これ、イギリス人やヨーロッパ人にしてみたら、これらの北国では温室でなければ見られない花。その垂れさがった何とも言えぬ良い匂いのする葡萄のような輝く花房、太陽きらめく南国の藤色の宝石のようなあこがれの花なのです。
藤棚の下での憩いなどは、南国リゾート地での夢のような情景です。藤棚を求めるにはヨーロッパでは南イタリアまで行かなければないそうです。
日本では今の時期どこにでも見られる藤ですけど北国の人々にとっては藤棚、藤の美しい紫、香り、どれも万金に値する夢のような花なのです。
そんなことを思いながら藤の花房を見上げていました。
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3 件のコメント:
この新人運転手、まじっすか?こんなに怒鳴らなくてもいいのに!やけくそみたいで怖いですね。福知山線とか京都祇園みたいにならないことを願います。(-"-)
それにしても、この藤きれいに撮れていますね!どうやって腕を上げたんでしょうか?八重桜もきれいですね!私はこの八重桜のもっこり感が大好きです!
藤がそんなに貴重な花だとは知りませんでした。確かに桜みたいにどこにでも咲いていないので、見る機会が少ないですが、今年はGWに見に行こうと思います。御紹介ありがとうございました。(^o^)/
藤の名所は県内に他にもあります。ネットで調べればすぐわかりますので都合の良いところへ行かれるといいですね。
この地福寺は駅から歩いて1分ですから、私は列車下車で行きますが、実は私の気に入る藤ではないです。他がいいかもしれませんね。
ところで話が変わりますがしんさまのうちの家紋知ってますか?花が多いですね。私の家は橘です。
花では超人気の桜ですが、家紋では桜の種類は少ないのです。なぜか藤はたくさんの変わった形で多くのうちの家紋になっています。
家のシンボルでは藤が多いんです。おそらく大氏族の「藤原氏」から来てるんでしょうね。
奥様と一緒に行かれるといいですね。
藤のお知らせありがとうございます。
我が家の家紋は、見たことも聞いたこともありません。分家してるからでしょうか?単に親が興味がなかっただけかもしれませんね。残念です。(~_~;)
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