2012年4月20日金曜日
ジャズダンス
子どもの頃の思い出をたどるとジャズに強烈な印象を受けたのは、耳からではなく視覚だった。
小学校高学年か中学だろうか、白黒テレビで『アンタッチャブル』というのを放映していた。
その中で今まで聴いたこともないような不思議なメロディー、リズム、そして驚くような速いテンポで、ダンスホールを縦横無尽に踊る白人女性がいた。
その踊りに目が釘付けになるほど魅せられた。それまで踊りといえば「阿波踊り」か怪しげな「社交ダンス」(ラテン系ダンス音楽も含む)と称するものをやはり同じテレビや映画で見るくらいであったので、まったく新鮮な刺激、経験であった。
それがジャズダンスの一種『チャールストン』であった。自分はこんなリズム感を持っていないし絶対踊れないが、ダンスの中では一番好きになった。それと同時にバックに流れる『ジャズ』も当然好きである。ただし、踊れるジャズ曲である。
この『チャールストン』、昭和30年代に「五匹の子豚」として振り付け付きで日本で歌われ、踊られもしたが、その当時の日本人のリズム感では、見た感じが麦踏ダンスか盆踊りにしかならない。このチャールストンダンスは超ミニでビラビラの付いた薄いワンピース様の衣装で太もも以下丸出しで踊るんだけど、昭和30年代の日本人は短足の大根足、子どもが見てもとても見られたもんじゃなかった。それであっという間に消えた。
それ以来、忘れていたが昭和50年代になってピンクレディーが大ブレークし、その衣装、振り付けのダンスを見ると
「あら、懐かしい、チャールストンダンスを取り入れてるではないか」
知らない人の為に音楽とダンスをどうぞ。これが私が子供のころのジャズ音楽体験の一つです。(アメリカのチャールストンダンスはテレビのアンタッチャブルと同じ時代、禁酒法時代20~30年前半まで、熱狂的でチャールストンエイジともいわれる)
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2 件のコメント:
う~、これがチャールストンダンスですか。おっしゃるとうりピンクレディーを連想してしまいますが、何故かこのビデオを見ると、お下劣な踊りに見えてしまうのは私だけ・・・?(?_?)
最近は日本人もスタイルがよく、多様なリズム感も身に着けてますから踊りも様になってますね。
黒木瞳が前の頁にある「sing sing sing]にあわせてジャズダンスを踊ったのを見たとき、「これはいける!」と見直しました。
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