2011年6月8日水曜日

Nomadに生きる、悪くないね

 二年半の刑務所入所が迫っているホリエモン。今日のスポーツ紙をみると美しくセクシーなメードのおねいさんに囲まれた写真が載っていた。

 「アキバのメイド、ホリエモンをお見送り、いってらっしゃいませ。」

 また顰蹙を買いそうなことだが、私は眉を顰めるどころか、このおピンク壮行会を見ていて、拍手の一つもして激励してやりたいと思いました。ま、もっとも私などは近くにも寄れないだろうが。

 これだけ俗物性を見せることは只者ではない。皮肉でなくほんとにそう思う。ガチガチで小うるさい日本の社会で古き良き時代のアメリカ的な成金・俗物を演じるのは非常に難しい。

 彼が刑務所の塀に落ちたのもいわば日本の社会が彼をあるまじき日本人として嫌悪したためではないかと同情している。

 まあ、今までのことはどうでもよろしい。
 今日そのおピンク壮行会をみて、おや、っと思ったのは、彼が

 「もうヒルズ族を卒業して、住居を持たない遊牧民(ノマド)になる。」

 といったことである。

 「これから遊牧民に生きる!」

 素晴らしいことじゃありませんか。大金持ちにして遊牧民になる。それはなかなかできることじゃないですよ。

 アナーキズムに通じるかもしれませんが、そもそも誰の持ち物でもない「土地」を私有と称し、囲い込み、必要以上の大きさの家を建てる。なんかおかしいと思ってました。
 人の、土地・不動産(家など)に対する執着は物凄いものがあります。
 私は、庶民のせせこましいささやかな宅地や家のことは言ってませんよ。

 遊牧民になり土地所有の概念も持たない。そしてそれを実践する。いいことじゃないですか。

 なぜか、金持ちになると、広い土地を所有し、大邸宅を建てる傾向があるんですね。大金持ちになると動かないステータスになる不動産を所有したがるんでしょうね。土地に執着する傾向は「農耕民」に強いんです。
 無一文から金持ちになった人は若いうちは一つの場所に定着せず、また不動産などにも執着せず、「遊牧民」的なんですけど、金持ちになった途端、「農耕民」になるひとが多いですね。

 遊牧民は放浪が好き、また不動産・土地に対していたって淡白です。貴金属・宝石・装飾品は好きだそうですが。

 で、ホリエモン、これから「遊牧民」(nomad)として生きるとのこと。金は腐るほど持ってる彼、ホントに遊牧民になるかどうかこれからじっくり観察させてもらいます。

 ちょっと古い言葉だけど、まさか「高等遊民」と「遊牧民」とを言い間違えているってことはないでしょうね。

 大金持ちにして「遊牧民」、なりきったら遊牧民族で徒党を組み保守的な「農耕民」を襲撃して「動産」を巻き上げるもよし、ほんとに家畜を遊牧するもよし、移動できる遊牧テントに美女のハーレムを作るもよし、アッティラ、チンギスハン、ティムールのように生きてください。あなたは金、力を持ってるし、何より春秋(これからの人生)に富みますからね。
 期待してますよ。
 どうか、わたしのイメージしてる遊牧民になってくださいよ。

1 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

「遊牧民」いい響きですね、ホリエモンには似合わないような気がしますが・・・。

 土地に関しては私も時々憤りを感じますね、土地のことで執着のある方には一言言いたい!
「この土地はお前が作ったんかい?神様が作った土地を自分のもののように言うんじゃねえ!」
言った後、たぶん後悔すると思いますが・・・。

私はマンション暮らしで、転々としていますので「遊牧民」の仲間に入れてほしいです。