2012年3月12日月曜日
爺さんになったらいい仕事かもしれない 士(さむらい)業
今日、連れが夢タウンで買い物をした後、温泉に連れて行ってくれるというので、一緒に出掛けた。ついでに私の用事も済ませた。
9月に動かなくなって廃車した軽四の登録抹消の為、夢タウン近くにある軽四自動車協会へ寄ってもらった。放っておけば税金が4月1日基準日で賦課されるので今月じゅうに抹消しなければと思っていたのでちょうどよかった。
軽四協会事務所で2枚の書類を(用紙代35円)渡され、それに記入するのだが、渡される時
「自分で書きますか?行政書士がここにいますから手数料1000円で代書してくれますよ。」
と言われた。私は自分で書くつもりだったので、いえ、自分で書きますといって記入机で書いた。しかし私の横にいた私より年配の人は、同じようにいわれると
「じゃあ、1000円払いますから、お願いします。」
と頼んでいた。
記入例も表示してあって決して難しい様式書類ではないが、申請書を書き慣れていない人は、1000円出しても代書してもらいたいものなのだろう。
これ、手続き上、書類が3枚になったら1500円になるそうだ。すべて行政書士報酬一覧表によって決まっている金額である。
わたしは5分ぐらいで自分で書き上げ、窓口へもって行ったが間違いもなく、すんなり受理してくれた。
後で考えたが、この代書業(正式には行政書士というが)いい商売だな、と思う。ホントに私でもすらすら書けるような2枚の書類の代書で1000円の報酬である。
今、ハロワで事務の仕事の求人を見ると一日フルで働いて報酬は6500円ほどである。しかしこの代書業、こんな簡単な書類を書いて1000円、一日、6~7回分、書類にしたら12~14枚で事務員の一日の報酬以上となる。
「うん、これは楽でいい商売だ。特に爺さん向きのいい仕事かもしれない。」
このような仕事は独立して事務所を持ってやるのが基本である。報酬は決められていて、安値競争はない。職種では「自由業」に入る。
このような職業を「士」さむらい業という。「・・・・・士」という公的名称がついているからである。一番大きな資格から言えば「弁護士」「司法書士」「土地家屋調査士」「社会保険労務士」「行政書士」(いずれも士がつく)
連れにあんな簡単な書類で1000円稼げるならボロイ商売だな、というと
「あんたもやったら、私が事務所を開く援助してあげるわ。」
多分、冗談でそんなことを言う。もう付き合いが長いので私がどんな資格を持っているかすべて知っているのである。
実は私は資格だけの役立たずだが、上記の行政書士は持っていて即登録しようと思えばできる。また土地家屋調査士は二次試験免除のステップにいる。
なんか今日身近にその仕事を見たらちょっとやってみたい気もしたが、マネージメント能力はないし、顧客の開拓などとてもできない。この歳になってどこかの事務所の見習いもできない。
「独立して、事務所を開き、自由業でラクラク稼ぐ、というのも妄想の類だなぁ」
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4 件のコメント:
やまさん行政書士持ってるんですか、すごいですね!字書いてお金になるですね。うらやまぴ~(^^;)))
お金になればいいですが、わたしがやっても金にならないですね。
特別な仕事で金をかなり儲けている人を見ると、自分もできるんじゃないかと、実力も顧みず思うことはしょっちゅうです。
すべて「夢」で終わってます。こんなのを「白昼夢」というんですね。
つい一か月前は「学芸員」にあこがれました。
中高生だと「将来の夢」とかでほほえましいのでしょうが、爺やんではね。
またハロワに通って現実を思い知りますわ(^_^;)
行政書士て、国家資格ですか?むずかしそうですね。頭いいですね。
やってみたらいかがですか?
弁護士とかせめて司法書士くらいだといいんですが、行政書士はしょぼい資格ですよ。
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